日本の歴史は日本人が創る

ヤマト民族日本人に“我れ蘇り”を希う

☆勢力を削がれた野党陣営に再興の道は在るか。

 2009年に、不能為政続きの自由民主党麻生太郎政権(倒れるべくして斃れる)に替わり、中々にして腰の重い(絶対多数の)国民から、一心の期待を受け、押し出される様にして政権の座に登場して来たのが、他ならぬ、鳩山由紀夫/小澤一郎両氏を指導者に抱えて衆院選を戦い、無能を絵に描いた様な政権政党たる麻生太郎率いる自由民主党を破っては権力の場外へと蹴落とし、衆院選の大勝利を勝ち取った民主党と云う事にもなるが、基より、辞めずとも良い鳩山由紀夫政権が正論を吐いた事で、即ち、自民党傀儡政権が決めた件の、即ち、沖縄県内最大の米軍基地であり、世界最大の危険空域とまで言われている軍事基地でも在る普天間基地をして、日本国(沖縄県)に返還する替わりに、新たなる米軍基地を、沖縄県辺野古岬へと移設、沿岸を埋め立てて普天間の代替基地とするとの日米政府間の約束事を、民主党鳩山政権は急遽にして代案として示し公表、普天間に替わる(米軍)基地は、国外に移転する事とし、少なくとも(沖縄)県外に移動するとの、所謂、民主党鳩山政権に拠る米軍基地に関わる施政方針をこそ、良しとして打ち出したのだが、残念乍ら、民主党内でも、普天間の国外(乃至県外)移動に関わる代案は、煮詰まっていたどころか、そもそもの話し合いすら為されてもいなかったのだろう、其の不十分にして咄嗟にする思い付きの提案を、各方面からは手厳しく指摘され、特に、元政権与党の自民党やマスメディアからは、侃々諤々の詰り混じりの罵声が浴びせられ、”真に県外への実現は適うのか!”、”移す場所の目処は付いているのか!”、”場所は山口県秋田県か!”とまでは言われなかったものの、”思い付きで言ったのでは無いのか! けしからん!”と迄、在ろう事か、同意、若しくは、賛同されて然るべきマスメディア辺りからも、不信の声を上げられる始末、其れに付け加え、前政権たる自民党麻生太郎等から、執拗にほじくり出され、或いは、謀として仕掛けられていた、所謂、民主党代表たる鳩山由紀夫個人に絡む、母親からの不正献金疑惑の糺しや、小澤一郎幹事長に対する、貶めの為の検察不条理劇もまた始動、遂には、目には見えぬ不条理陣営に因る、言わば、脱税矢収賄疑惑として罵られはじめたもの、基より、当該事実関係については、間違いは間違いとして認めて謝罪、不正献金の事実をも認め、課徴金等を含む税金を払い、(脱税を意図した作為性は無く)詫びれば済むもので、一方、小澤一郎陣営に仕掛けられた、前政権麻生太郎陣営に因る、”冤罪でっち上げ事件”に関しては、徹底的に戦えば済むもので、夫々が、国権の座や党要職の座から降りずとも良い事案でも在った筈なのだが、元政権与党の自民党だけでは無く、大手マスメディア(特に日テレ、フジテレビ、TBS等々)のMC群からは手厳しい言葉を浴びせられ、在ろう事か、小澤一郎幹事長に対しては、謂われ無き流言飛語を以ってまで為す迫害(犯罪者扱い)を受け、不当にして、権力者失格扱いされる始末に至っては、国権の座から降りるしか為す術は無かったのだろう。だが、旧権力者群たる、所謂、麻生太郎を中心とする自民党勢力と、上記せし主要メディア勢力をして、鳩山由紀夫と小澤一郎、並びに民主党員が力を併せ、よしんば、敵に回して戦う事すら、国家国民にとっても、大いに価値は有った筈だが、其れも出来ず、即ち、政権与党たる民主党の中からも、鳩山政権に対する”降りろ!”コールが、事実として巻き起こり、件の無能政治屋たる二名(菅直人野田佳彦)が、鳩山政権退任せし残りの任期を、一年づつ、務める事と相成るのである。

 鳩山由紀夫氏に関して言えば国家宰相職を、また、小澤一郎氏に関して言えば、与党民主党の幹事長職をして、ともに辞める必要など更々に無かったと、個人的には判断するのだが、其の理由は、母親からの政治献金問題に付いては、手続き上の疑念、即ち、実質的贈与を伺わせる(脱税)問題として露見こそしたが、課税に関わる認識の相違によるもので、作為性は無きもの、基より、早速にして延滞税等を含む納税等を実施してもいれば、全くと迄は言わないが、問題は無きもの、更に、辞任材料とされしもう一つの事由たる、所謂、米軍基地の沖縄県からの移転問題(具体的移転先等の名称欠如)が在るが、言わば、鳩山民主党政権の発した、沖縄県(民)に対する戦後延々として続く不条理下に措く束縛体制を、部分的にとは言え、実際に解放が為し得るとの声明と捉えれば良く、基より、永らく政権政党を続け、あまつさえ、岸信介佐藤栄作両政権の手で、日本国家社会をして売り渡すが如き日米安保条約の締結や、其れに伴う、日本に於ける米国(軍)の、治外法権の認めとも言うべき地位協定(片務条約)等が、事細かく、且つ、一方的に締結され、更に、日本の領土領海領空をして、米国の思うが侭に、恒久的、且つ、排他的使用を米国(軍)に認めるとした裏契約は、自由民主党が政権に就きし間に交わした裏契約であり、勿論、自由民主党に在籍した事も在る鳩山由紀夫/小澤一郎両氏では在っても、政権奪取当時は両氏ともに民主党員で在って与り知らぬ事、況してや、裏協定の締結成るものが、国際法上は基より、国内法上もまた効力をすら持たなければ、民主党政権鳩山由紀夫代表の発した、少なくとも沖縄県外移転発言に、外交上もだが、不当性や違法性などは全く無く、詰られたり誹られたりする謂れは無いのである。左すれば、、米国との(再)交渉をこそ残すが、移設先が決まろうと、未だ未決に措こうと、鳩山発言に問題は無かった、という事にはなるのである。

 前政権の陰謀に因り、鳩山由紀夫氏と同時期に仕組まれた件の、小澤一郎氏に対する、”冤罪、でっち上げ事件”に関して言えば、実質的に無罪が証明されて確定、冤罪、でっち上げ事件で在る事も、間接的乍ら露見し、当欄でも十分に記述しているので此処は割愛するが、現代日本も未だ暗黒時代の司法権に関わる残滓は、少なからずに残ってもいた事を証明すらして呉れたもの、基より、現下に於いて発生せし未解決状態の侭の、”森友/加計学園疑獄”事件にも見られる、全く条理に動かぬ司法権と云う逆現象すら知らしめてもいれば、明治、大正、昭和初期へと続いた暗愚にも繋がる政治は、今も尚、消え去らず、消え去る所か、異邦人傀儡子宰相たる安倍晋三政権の手で、更なる劣化をこそ極めようとしている気配が感じ取れるのである。

 自民党からはヤンヤの批判が為され、主要マスメディアからも、不当に叩かれ続けた民主党鳩山政権、僅か一年で国権(行政府)の座から小澤一郎と共に降り、菅直人野田佳彦と云う、政治能力など何一つとして無き人物二名を、政権残存期間たる二年間に据えたが、勿論、何も残せずのもの、賢策を以って現し示すどころか、起こさずとも良かった原発事故を起こすわ、漢民族中国や韓国との間に亀裂を生じさせるわ等の拙劣にする政治を以って終焉、剰え、鳩山由紀夫/小澤一郎両氏が無かりせば、強く、且つ、条理在る政党に育つ事も無かった状況をも顧みず、民主党から実質的に排除し追い出して終ったのが彼等の為せる業、変形せし国体を変え、傀儡化せし国家行政組織を変え、不条理に動く司法権にも鋭いメスをすら入れようとした鳩山由紀夫/小澤一郎両氏は、無惨にも、菅直人野田佳彦前原誠司等を含む利己主義者群に因って追放すらされたのである。

 衆院選で大量当選せし、所謂、2009年当時の民主党には、鳩山由紀夫代表と小澤一郎幹事長の下に、活気もヤル気も漲り、米国の言う事しか聞かぬ傀儡政権たる自由民主党とは異なり、日本国家国民の為になど全くなる事の無い、所謂、四十年以上にも亘って続く国家的散財(借金の積み重ね)を止める何かしらの賢策(手立て)をすら凝らし、民主党政権の出現が遣って呉れ、また、実現して呉れるであろうと期待もした国民、勿論、期待に違わず、国権を執った鳩山政権は瞬時に動き、予算編成慣行をして破る形で、行政省庁との間に会議の場を設定、勿論、導入口に関しては、国民にも見える形で、予算編成に関わる詳細の推し進めを為し、パフォーマンスが在ったとは言え、初歩的成果を得てい乍ら、且つ、加速化する様にも見えたが、前権力者たる自民党政権に因る、鳩山由紀夫/小澤一郎両氏に標準を定めた、所謂、メディアの力を借りて為す、横槍の入れに因る追い落とし攻勢は、凄まじさと熾烈さを増し始め、民主党内をも動揺させると言う姦策が凝らされもするのである。

 基より、今になって当時を顧みれば、ハハーンそう云う民主党内の仕組みも在ったのかと納得もするのだが、稚拙では在ったが、国民に見離された自民党麻生太郎(政権)と云う、前政権の仕掛けし罠がまんまと鳩山政権に嵌るには、政権政党となった民主党内(党員)の力をも借りなければ為し得ぬもので、而も、此れだけ早く、即ち、僅か三年丁度で、野党へと追い出された自民党が、国家権力をして、再びに民主党政権から取り戻す何ぞは至難の業と云うもの、即ち、先の東京都政で、或いは、その後の衆院選挙で、有権者の注目を最大限に集め、国政に関わる最大野党(民主党)をして、跡形も無く粉砕する事となる人物の登場、即ち、急遽にする、パフォーマンスを推して為す登場が、自由民主党安倍政権をして間接的に支援する事と相成ると云う、人物の登場が在ったからこそ、最大野党の分裂劇にまで発展する出来事が発生、結果、雨後の竹の子の如く、訳の分からぬ野党の登場として見られる事にもなったのである。即ち、小池百合子女史の(都知事選での都知事就任と都民ファーストの会立ち上げと圧勝、国政での希望の党の立ち上げ成功)登場が見られたが故に、国政に於ける最大野党たる民主党がズタズタにされ、国政に於ける政権復帰をして完璧に梯子を外され、況や、最大野党の座すら失うと言う不遇にも見舞われるのである。

 基より、小池百合子女史なる人物は、都知事選に打って出る直前までは、安倍晋三率いる政権与党たる自民党に籍を置いていた人物で、野党である政権を追われし民主党内にも、<B&A群>をして傍に置く傀儡政治家たる<安倍晋三>親派もいれば、安倍晋三と親しい小池百合子女史に連なる、傀儡(亜流)に身を措く人物群が少なからずに居たという事実を、つい最近に於いて分かったのだが、意味さえしているのである。極めて奇怪にする話しでは在るが、先の衆院選安倍自民党の圧勝)で、急遽、小池百合子女史をして、”希望の党”の党代表として担ぎ、手際の悪さも在って、大成功と迄は至らなかったが、少なくとも、最大野党たる「民主党」をしてぶち壊し(実質的に解体)、元民主党の幹部たる<前原誠司細野豪志長島昭久等>を脱退させて迄、希望の党に入党させると言う、基より、小池百合子女史、乃至は、安倍政権をして指揮差配している<B&A群>が仕組んだ芝居に、恐らく彼等は唆され、動かされたので在ろう、元の民主党民進党)を脱退、予定通りに希望の党と云う(何れ雲散霧消するであろう)、言わば、安倍晋三政権をして間接的乍ら助ける事となる、”小池百合子党”に合流する事になるのである。勿論、<前原誠司細野豪志長島昭久等>は、失礼とは思うが、捨て駒として、安倍晋三小池百合子の背後に控える<B&A群>に利用されたのである。