日本の歴史は日本人が創る

ヤマト民族日本人に“我れ蘇り”を希う

☆不条理事象は国内に限らなかった此のひと月。

 2018年10月12日

 内なる不条理事象に多く目を向け、外の世界の出来事には耳目を逸らしていると、僅かな月日の間に起きた外界に於ける不条理事案の何と多い事か、改めて知らされしもの、基より、マスメディアによって其れ等はもたらされてはいたものだが、知らずに措いて済む事案(情報)も多々在ったと個人的には思いもするもの、其れでも尚、悪感情に浸されたり、悪寒に襲われたりする事象が多く、途切れる事無く在り、基より、ゼロと迄は言わないものの、涙の枯れし我が琴線に触れる様な出来事は、哀しい哉、何一つとしてもたらされる事も無かった、此のひと月とは云えるのだろう。

 武器商人(密売人)として国際的にも名を馳せた、故アドナーン カショーギ氏(サウジアラビア人)の甥と云われているジャーナリストのジャマール カショーギ氏が、婚姻届け提出の為に立ち寄った、トルコ国に在るサウジアラビア国領事館(公邸)内で、無残にもサウジアラビア国関係機関から派遣されし集団に因って殺害されると云う痛ましくも在り凄惨にする殺人劇が実行され、而も、妻となるべき人物が、サウジアラビア領事館に向かい婚姻届けを済ませるべくに赴きしカショーギ氏を、丸11時間にも及ぶ間、延々と待ち続け、基より、その間、同領事館を訪ねてはカショーギ氏の所在確認と其の申し入れをした、と云う事の様だが、何時間経ってから存在確認を依頼し、また、何回に亘って所在確認の問い合わせを為したのか等に付いては、情報として触れられてもいないが、結局の所、サウジアラビア国(政府/政権/王室)が絡む、其れこそが、トルコ国々内にて起きた*主権侵害問題として発展、所謂、国際問題(不条理事案)として、今は、真相未解明の侭に放置され様としているのである。

 *主権侵害問題として挙げれば、北朝鮮国に因る日本領土(領海、領空)内での、人々に対する拉致監禁に因る連れ去り問題が在り、更に言えば、韓国政府関係者に因る、日本国内での殺人劇こそ免れもしたが、後日に於いて韓国の大統領ともなる人物、「金大中氏」の監禁拉致に因る、韓国への強制連れ去り問題が在り、日本国は国家主権を侵害されし問題として、今も尚、上述せし一部の事件こそ解決は見たが、其の殆どに在っては、国民の間では、未だに有耶無耶の状態に置かれた侭となっているのである。

 また、依然として内戦の続くシリア国に於いて、反政府軍武装組織)に因る、三年半の永きにも亘って拉致監禁されていた社会派ジャーナリスト安田純平氏(44)が、トルコ国とカタール国の両国に、日本人の救出をして働き掛けた日本政府の尽力で、反政府軍組織から解放されて無事帰国が適うと云う幸運こそ見たが、基より、日本人ジャーナリストを拉致監禁していた其の武装組織が、今まさに敵対し合う米露両国軍事力の基に壊滅的な打撃を受け、存立そのものが風前の灯火状態に陥っている件の、<IS国/イスラーム国>や、IS国傘下武装組織や集団の下部組織等に、囚われていなかった事が、解放に繋がり帰国が叶ったものであり、勿怪の幸いとなったのではあろう。基より、無事に帰国を果たした日本国内では、安田純平氏に対する、其れこそ多くは無いものの少なからずの批判を受け、国の税金を無駄に使うなであるとか、自己責任で万事を処理し、国を頼るなであるとかの罵詈雑言すら浴びせられた様だが、其れ等のヤジは尤もらしく聞こえるが、無視して良きもの、即ち、国内外や人種の別に拘わらず、社会正義とは何ぞや、或いは、不条理事象をして惹起する、根底に措く黒い事実や、また、隠れている真実とは何ぞやをして徹底的に突き詰め、国際社会に知らしめるのが、ジャーナリストの責務であり役割ですら在れば、命を賭けてまで遣っている行為(情報収集と判断)をして、偉そうに批判して見せる何ぞは言語道断、況してや、批判者がどれほど多額の納税をこそしているかは知らぬが、救助に斯かる直接、間接的に掛かる「金」が、全くの無駄と云うのであれば、森友学園加計学園疑獄問題等々に直接、乃至、間接的に手を染め、何百億円もの国税をして私的流用せし国家宰相安倍晋三をして批判すべきが、健全にする批判と云うものである。左すれば、世の中の不条理事実を暴くべくに奔走し乍ら拉致監禁された人物、ジャーナリストの安田純平氏は、誉められこそすれど、批判される謂われなど全く無いのである。

 穏やかにも見えた中南米大陸では、先ず二つの奇怪ではあるが、現出するべくにして現れた社会事象(政治的事象)が表出したもの、其の一つはと云えば、中南米諸国から米国目指して五千人余りが暫時集合、谷を越え河を渡り、基より、国境をして無手続きのまま(徒歩を以って)北上したのであろう、目的とする米国への(密)入国目指し、現下メキシコ国内に逗留、米国入国の機を窺うと云う、南米諸国の政府機関が関与せし、其れは作為にするものかどうか迄は、公にこそなってもいないが、諸状況から推し量れば、各国政府機関(若しくは民間団体等)で協議済みのものとの結論こそ容易に成立するが、問題は、米国大統領トランプ政権の出方次第、即ち、シナリオ次第と云う事にもなるが、案の定とでも云うのだろう、D.トランプ大統領の指図は、米国軍隊(州兵)五千名の出場に因る現地派遣命令が為されたのである。即ち、米国政府から、メキシコ政府を一とする中南米政府各国に対し、「引き返すべし」なる要請は全くせず、在ろう事か、「州警察」では無く、軍隊をして動員、物々しい出で立ちで国境沿いに派遣し集結させ、一歩でも国境を跨ぎ米国領土へと踏み入れば、女子供で在ろうと容赦無く打ち殺して見せるぞとの、謂わば、機関銃を身構えた、則戦闘可能な状態での兵士群を、戦場カメラマンともどもに、D.トランプ大統領は配備して見せたのである。此の後のシナリオがどう動くのかは未定に措くが、また、来週に控えた米国での中間選挙にどの様な影響をこそ与えるかは判らぬが、D.トランプ陣営が策した其れは芝居(茶番劇)と云うもので、即ち、共和党側が仕組んだ政党挙げての芝居であるとすれば、選挙後間も無くに、当該問題は収まる筈で、中南米各国から集まりし市民五千名余は、大枚の手当てを受け取り、何十台をも連なるバス等での帰還が、必ずや、彼等には待ち受けてはいるのだろう。

 奇怪なる事案の二つ目としては、ブラジル国に於ける大統領選挙の決選投票で、右派のB.ナロ氏が左派のアダジ氏を破って、決選投票を制したと在るが、彼は口汚い罵り屋で知られた、まさに、ブラジル国のD.トランプとして揶揄もされし人物で、女性記者に質問を受ければ受けたで、”お前の様な女とは寝る気にもならないよ!”と、其れもTVカメラも回る公衆の面前で、ツラッとした顔をして云って退ける、社会性など全く持ち合わせぬ、育ちの悪い彼は泡沫候補とまで蔑まれていた、真に腐った人物で、其れが、在ろう事か大統領選挙にまで名乗りを上げては勝ち進み、決選投票でも勝利をものにすると云う、本来、在ってもならない結果が、あのブラジル国でも起きて終ったのである。如何に、ブラジル国の政界が、不正不法続きの議員輩出国では在ろうとも、此処まで酷い人物でもあると選挙前から云われ乍らの候補者を、知ってか知らずかは判らぬが、正しき条理をして彼等為政者には求め続けているブラジル国民では在る筈が、求める人物とは異なる悪党をして自国大統領に選出して終うと云う、此の異常さと云うべきか、愚かさと云うべきかは理解し難きもの、基より、他の落選せし候補者は、更に卑劣で酷い人物では在ったと想像せざるを得ないのだが、如何に選挙手法の綾、もしくは、妙に在ったとは言え、D.トランプをして大統領に送り込んだ米国市民より、更に、悲哀にする彼等は民と思わざるを得ぬもの、実に憐れなる国家では在るのだろう。ペルー国に在って、大いに貢献せしA.フジモリ元大統領(並びにフジモリ氏の長女)をして、ペルー人の過半が今も尚彼フジモリ氏を貶め続け、犯罪人扱い(でっち上げ事件)をしては、投獄し続けては平然としているペルー人社会や、遠く離れているとは言え、手助け一つしようとしない安倍晋三同様に、ブラジル人もまた酷い民族集団と云う事の様である。斯かる酷い社会態様に、二十一世紀に入った今もなお、ブラジル国社会もまた措かれている事を知らされると、我等有色人種群が何故に、D.トランプの様な狂的白人至上主義者のみならず、極普通の白色人種からも疎んじられ、ヘイトクライムをして受け続けるかは、納得はいかない迄も理解は適う。勿論、芳しかろうはずは無い。

 更に、米国社会に時間を巻き戻せば、相も変わらずに映る、不条理劇の上演最中に措かれてもいる米国が在るもので、其のワンシーンには、ペンシルバニア州ピッツバーグ市で起きた、安息日と定める土曜日(10月27日)に、シナゴーグユダヤ教礼拝所)に於いて礼拝中の、ユダヤ系米国人家族等に対する、無差別銃乱射事件が発生、何の咎も瑕疵もない無辜の民11名が、白人至上主義者を名乗る白人に因って射殺され、数多くの負傷者をして出すと云う、何とも痛ましい不幸なる事件が、またしても米国社会で起きたのである。基より、其の前には、クリントン女史やオバマ元大統領、或いは、R.デニーロといった、所謂、民主党政治家や民主党支持者の俳優等に的を絞った、爆発物等が送付されると云う事件があり、犯罪実行者として、此れまた<白人至上主義者>を名乗る男(トランプ崇拝者)が捕まってもいるのだが、此処に来て(米国中間選挙間近)激しさを増した其れ等は劇中劇と看做されない事も無いが、如何にアメリカ合衆国の不条理常態に在る出来事の連続とは言え、質の悪さは筆舌をして尽くし難きもの、基より、上記事件をして政治問題に端を発していると看做しても、米国の共和党、乃至、民主党支持者何れかの事件の惹起と云う見方も適うが、双方ともに在り得ると云う点でも、アメリカ合衆国社会は其れほどに病んでいる、病み続けていると云う事の様である。

 礼拝中のシナゴーグに押し入り、無辜の民に向けての銃乱射せし白人の男は、<白人至上主義>を強く掲げた特異なる集団に属する狂気的人物で、シオニストユダヤ系米国人(社会)とは全く縁もゆかりもまったく無き人物(らしく)、況してや、シナゴーグでの礼拝中に襲撃を受けしユダヤ系米国人は、控え目で礼儀正しく、場面に因っては、今でこそ故国となっているイスラエル国をして(世界秩序に反するとして)非難し、パレスチナ民族との間には対話をこそ以って接し、国家両立を図るべしと主張、また、他のアラブ民族とも平和裏に過ごすべしとする、至極まともなる彼等は、静謐さを好むユダヤ民族でも在ると聞いている。左すれば、斯かる温和にするユダヤ系米国人が多く集まる礼拝所に、勝手気儘にする敵意を以って押し入り、ユダヤの民は皆殺しっ!と絶叫して自動小銃を乱射したとされる<白人男>は、民主党支持者である由などまったく無く、強いて言えば、イスラエル国のテルアビブからエルサレムへと米国大使館をして移動、パレスチナ(国/民族)との間に亀裂と対立をして再びに惹起させた件の、精神疾患著しく危うくなり、中間選挙戦もまた共和党不利が伝えられる中、D.トランプ大統領が帰属せし共和党支援の為、狂人にする白人至上主義者の惹き起こした、其れこそが悲惨にする事件の惹き起こしでは在ったろう。まったく馬鹿なことを遣って退けるアメリカ社会では在る事よ。亡くなられた方々には深く哀悼の意を捧げ、また、負傷された多くの方々には早期にする回復が為されます様お祈りする次第でございます。 −合掌ー

 ドイツ国に目を転ずれば、メルケル首相(中道右派キリスト教民主同盟/CDU)率いる与党が地方選等で大敗を重ね、辛うじて過半数は維持したものの、責任を取って党首を辞任、次期首相選挙(2021年)にはりっこうほせずに現役を引退する旨の決断までしたと云われている。基より、ロシア国プーチン大統領とも丁々発止として遣り合い、或いは、狂気的大統領たるD.トランプには正論を以って言い返すと云う大人しくも見える”女傑”政治家でもあったが、今では数百万人にも上ると云う、極めて膨大に膨らみ続けている移民(不法不正)の受け入れに、社会不安が悪化し始めたと感ずる国民も増えたことが、支持を失いつつある現状には在るのだろう。EU離脱が間近に迫る英国ともども、欧州に於ける政治的雲行きも怪しくなって来ている其の現れでは在るのだろう。

 其れ等に比較しての日本は、誰に言われたのかは解りたくも無いが、相も変わらずに沖縄県民の悲願の思いを踏み躙り、米軍の為の、辺野古岬軍事基地建設に向けて、再三にして、浚渫工事に舞い戻ったばかりか、首都圏域(相模原市)では、米軍事施設たる<ミサイル防衛施設部隊>を、国や地方、乃至は、防衛庁等に事前連絡無しに勝手に設置し、発足させ、運用間際になって政府等に連絡、自衛隊幹部等を招いて開所式を大々的に行う等、米国は異国日本に在って、今も尚、我が物顔で遣りたい放題の占領政策を続けているのみならず、狂気的大統領D.トランプを背後に据えて動く米国軍は、支配者気取りを更に推し進めては増長、横柄さをして増すばかり、首都圏、或いは、都市圏に於ける米軍による日本列島制空権の実践的掌握の実態に、併せて触れれば、斯かる我らが日本国をして、”独立国家日本国”と名乗らせる何ぞは抱腹絶倒のもので茶番劇に措くもの、斯かる状態で、日本国民として生まれ出でし若者達に対し、日本国民(日本民族)たるアイデンティティーを持ちなさいであるとか、教育勅語をもう一度見直すべきだ等の、安倍晋三閣僚陣から聞こえて来る発言は、実に軽薄にして憐れに過ぎるもの、己等(ウヌら)政府の足元をようく見遣り、味噌汁で顔を洗い、出直してから言えっ!と云いたいものである。其れも此れも、故岸信介政権から故佐藤政権へ、更に、現安倍晋三政権へと続く、反日/非日/排日本民族を合言葉に国家権力をして恣にして来た、<蝦夷一族>の落とし子達が太平洋戦争での敗戦を機に、シオニストユダヤ系大財閥資本家群が実体的に率いて差配もする米国に寝返り、其れこそアイデンティティーをして彼の国に措き、日本国家国民須らくは奴隷として献上をしたからでは在るのだろう。

 様々な不条理事象の起きた、此の一ヶ月でもあったろう。