日本の歴史は日本人が創る

ヤマト民族日本人に“我れ蘇り”を希う

☆日本国政治の劣化は左程歴史的に古くはない。

 政治的劣化が甚だしくなったとの見出しが躍る様になった昨今の日本社会だが、何も劣化は今更に始まった事では無く、与党政権たる自民党の、中でも特に、第一次安倍晋三政権から始まったであろう政治行政的執行の全き低下と劣化は致し様を知らずのもの、基より、結果的には在って然るべき、条理を以って為す政治的責務に耐え切れず、早々と病院に駆け込んでは政権放棄を余儀なくされたのだが、第一次安倍政権(2007年9月退任)を継いだ宰相福田康夫(2007年9月就任)の政治的手腕は、国民に因って多少我慢しさえすれば、未だしも見れもした政治行政では在ったが、「あなた方(記者たち)とは、(氏も育ちも思考能力も)違うんです!」と言って、(愚か者たちの為の政治行政何ぞはバカバカしくてやってられません!)と潔く辞めて終い、麻生太郎(現財務大臣)にバトンタッチ(2008年9月)するのだが、此れ又、百済国末裔たる藤原本宗家の血筋を誇示する余り、字が読めないと言って笑われては小バカにされ、法案作りの為の各種政策も中々にして理解が適わないとして野党陣営から、特に、鳩山由紀夫、小澤一郎両氏率いる民主党(今は無い)からは強力なる反対や追撃を受け、得意の警察、検察官僚OB等を駆使し総動員して、鳩山/小澤退治に走るが、時既に遅し、国民は裁判の結果を見定めるでは無く、政治的器量も、度量も、また、政治的裁量もともに不満足に措く宰相麻生太郎をして見放し、即ち、自民党政治をして国民は突き放し、民主党政権に一縷の「期待」をこそ賭けてみたのである。

 基より、民主党政権の結果は、見て来た通りのもので、不甲斐ない結果となって終ったが、宰相鳩山由紀夫、並びに、小澤一郎両氏に、もう少し、自民党が率いし旧政権と政治的対決を厭わぬ様な”熱さ”、並びに、国民に対する条理在る政治的支援の求めや、乃至は、民主党内に蠢き始めた、己の政治力をして過大評価しかせぬ、所謂、次代をして担うべき筈の主導者群に因る権力闘争等々をして諫め、且つ、俺が俺がをして封じ込め得る等の策が講じられてもいれば、政権期間僅か三年等で民主党政権に終止符をして打たれるのではなく、鳩山政権、若しくは、小澤政権として続き、今も尚、続いていた可能性すら無しとしないのである。

 話しを元に戻すと、自民党政権に因る政治的劣化が著しく、且つ、甚だしくなったのはそう古いものでは無く、有体に言えば、鉄面皮になって政権に戻って来た第二次安倍晋三政権誕生(2012年12月)からの出来事、即ち、あの、お坊ちゃん育ちで世間知らず、基より、政治的指導者としてなど全く以って不向きなる人物が、宰相をして辞任余儀無くされし五年後には、何事にも動じぬ、言わば、完璧にする”一大変身”を遂げ、別人格たる人物としてすら豹変して再登場、野田民主党政権の後を継ぐ自民党政権返り咲きの国政の長として、舞い戻った事には尽きるのだろう。いったい誰が、あのか弱き人物をして此処まで鉄面皮に措く人物として鍛え直しては変身させ、返り咲きを成し遂げ、而も、二期目の三年間だけでは無く、三期目の三年間を、いやっ 場合に因っては、更なる続投を赦す四期目の三年間へと、国家宰相をして略独裁下に措く、戦後の日本政界にとって異例にして稀有なる人物へと、現下の<安倍晋三>をして据え置き続けるかは興味ある所、では在るのだ。

 当欄の執筆者は、執拗にこそ其の実態をこそ述べ立てているもので、即ち、戦後日本政界に於いて国家米国と深い繋がりを余儀無くされ?、且つ、米国軍のみならず米国政界(共和党乃至民主党)とも深く繋がる、所謂、歴代宰相(内閣総理大臣)の中でも特に、「親米国」を基にする、昭和の妖怪の異名を誇る故岸信介と、造船疑獄事件や米国からの政治献金疑惑で名を馳せた故佐藤栄作両氏をして、安倍晋三は”伯父”に抱え、剰え、短命にして宰相の地位にこそ就けなかったが、其の資格だけは紛う事無く有していた故「安倍晋太郎」(閣僚経験者)をして父として持てば、一度目の宰相就任に失敗、五年後に復帰、国民の目から見て、目覚ましい変貌を遂げて見せる理由は唯一つ、<B&A群>に因る<宰相安倍晋三>に対する洗脳梃子入れと、宰相安倍晋三自身に拠る<B&A群>から回されるシナリオの読み、其の<俳優/ワザオギ>の崩さずの徹しのみが在るからではあるのだろう。

 要するに、野党陣営から何を言われようと、非難され罵声を浴びせられ様と聴く耳持たずに捨て置き、悪態が露見しても白を切り、虚言を吐き、知らぬ存ぜぬを貫き通して論戦を避ける様は、第一次安倍晋三政権には見られもしなかった事だが、一転、五年後に政権に返り咲きし暁にはガラリ一変、論戦を誘い、且つ、政権側の不明(不法)行為を追及する側でも在る野党陣営も、第二次安倍晋三政権の徹底した、所謂、白を切り、虚言を吐き、知らぬ存ぜぬを貫き通して見せる様は、圧巻と言う一語に尽き、所謂、日本民族(日本国民)と言う人物群の性格や癖をこそ研究し熟知、知ったが故での其れは対処療法と言うもの、即ち、第二次大戦に作為を以って引き込まれた日本帝国が、結果的には原爆二発をも落とされ、身包み剥ぎ盗られては打ちのめされた挙句、騙された方が悪いとの結論に至らされた様なものである。

 斯かる手法は、英国<タビィストック人間研究所>を除く他、アメリカ合衆国政府機関内にも見られる洗脳手法と云うもので、特に、民族性格や国民性格等をして調査研究する合衆国の政府機関が成し得る業と言うもの、即ち、米国政府機関の関与が無ければ、返り咲きし第二次安倍晋三政権を担う人物の、此れ程ガラリ一変に変節を見せた、即ち、鉄面皮で打たれ強く、じっと耐えれば、勢いは我が陣営に靡く事を教えたのが誰在ろう、安倍晋三が<主>として崇め奉る件の、シオニストユダヤ系大財閥資本家群傘下の、日本国に派遣されし<B&A群>等に因る、”洗脳行為”が確かに在った、即ち、其れは為された結果では在るのだろう。

 戦後の日本国が、国家為政者(特に宰相)に因る、所謂、異国間同士が角突き合わせる中で、仲介行為等行った事の無い戦後の日本外交に於いて、如何に懇願されて頼まれたとは言え、異邦人傀儡子宰相安倍晋三が諸手を挙げて了承、仲介行為を買って出たとは思えずのもの、不安は高く募るのである。即ち、<米国/イラン国対立解消>問題で、来年に迫る米国D.トランプ大統領の選挙戦に向けて仕組まれた猿芝居、早速にして起きて終った出来芝居、日本国家宰相の”正体”此処に見えたりと言う所では在るのだろう。