日本の歴史は日本人が創る

ヤマト民族日本人に“我れ蘇り”を希う

☆ホルムズ海峡周辺での猿芝居、時代錯誤が罷り通る現代地政学。

 去る6月13日、ホルムズ海峡近くで起きたタンカー二隻(一隻は日本企業所有、一隻はEU企業チャーター)に対する、ミサイル等飛翔物に因る攻撃炎上事件が発生、折しも事件当日は日本国の宰相安倍晋三が米国大統領D.トランプからの依頼(密命)を受け、若しくは、日本国宰相としての了解を得て、不仲に陥る<米国とイラン国>の仲介工作に向けてイラン国を訪問、イラン国のロウハニ大統領や、国教上の最高師であるハメネイ師との会談で、<米国とイラン国>の仲介工作に向けての対談を押し進めている最中の其れは出来事である。基より、早速にして米国、イラン国ともに当該事件を報道、事故扱いでは無く、端っから事件扱いとして報道され、米国側からは異例の速さでイラン国(革命防衛隊/軍事組織)を下手人とする政府談話を発表、基より、多少の時間差こそあるが、イラン国もまた米国に引き続き政府談話を発表、イラン国は当該事件には関与しておらず、且つ、関与する為の明確なる動機は持ち合わせていないとの、否定的コメントを発表、恰も、名指しこそ避けたが、其れは米国D.トランプ大統領の陰謀で在り猿芝居であると、遠回しに断定すらしたのである。

 此の際、国際的にする当該ホルムズ海峡タンカーミサイル攻撃事件の真相は、政治的問題が絡み明らかにならぬ事を思えば、基より、過去の出来事として葬り去られるのが落ちでも在れば、ああでも無いこうでも無いと言って見せるのは無駄と言うもの、但し、誰が何の目的で斯かる卑劣極まりない行為を実行し、其れも、初期目的をして成し得たかを勘繰る事は決して無駄では無く、恐らく、在りし日の日本帝国が太平洋戦争に無理矢理に(米国に因って)引き摺られし事も、更にはまた、ベトナム戦争では、陰謀を以って無理繰りにベトナム国が(米国に因って)戦争に引き摺られし事も、更には、2011.3.11NY同時多発テロル事件が引き起こされ、其れはまた、米国をして永年の念願でも在ったイラク国戦争(討伐)へと駆り立てる動機付けとされた事もまた、知る人ぞ知る、旧態依然としてアナクロニズムに陥りし覇権国家が為さしめし其れこそが謀略でも在ったろう。

 ホルムズ海峡事件を惹起せし国家の(推定的)名指しこそ避けたい所だが、タンカーを攻撃し下手人の最右翼とされている両者(米国とイラン国)が、互いに相手国を非難して其々を下手人扱い、尤もらしい事由や証拠写真等を付して相手国の惹起せし事件で在り、日本国家宰相安倍晋三を和平仲介者としてイラン国を訪問、首脳会談を推し進めている中での其れは犯罪としての出来事、妨害行為であると断定してはいるが、其々をして<米イ両国の何れかが>下手人であるとする其の共通項はと言えば、米国とイラン国以外に下手人はいないと言う共通項で括られており、異論もまた出ていない所を見れば、当該事件の首謀者はまさしく、<イラン国か米国>の何れかと言う蓋然性に絞られるのである。

 更に、どちら(米イ両国)の国にとって、斯かる、ホルムズ海峡を通過する邦船、並びに、外国船籍タンカー等に対する(照準を絞って為す)テロ攻撃と言う謀略事件が、痛手を被らせ、乃至は、当該事件そのものが相手国の印象をして貶める効果(結果)に繋がるかを考慮すれば、恐らくは、「遣られたヤラレタ!、証拠写真は沢山あるので出して行く!」と騒ぎ立てる米国の主張が通る様にも見えるが、一方、自国イラン国に対して、(米国の息の掛かる)日本国とは言え、国家宰相自身が訪問し、而も、米イの和平に付いて会談、折衝している最中に起こされた其れは謀略でも在る事を考慮すれば、真っ先に思い付くのが、イラン国にとって<利>となるかどうかの判断ですら在れば、如何に<イラン国革命防衛隊>の仕業の出来事とは言え意味は無く、余りにも浅墓には過ぎるもの、即ち、自国のロウハニ大統領と最高指導者ハメネイ師が対応せし<日イ会談>の真っ只中で、敢えて自国イラン国が為すテロル行為など意味も価値も無ければ、九割方考え難きもの、即ち、下手人<イラン国>の線は立ち処にして消えるのである。

 左すれば、イラン国で無ければ<米国>が首謀者となるのかと言えば、そう簡単に物事は進まずのもの、よしんば、首謀者が米国自身では在ったにせよ、そう簡単に尻尾を掴ませる無様な真似はせず、精神疾患著しい米国大統領D.トランプに対して親近感乃至好意を抱く国家群(そう多くは無い)に因って、為されたとの判断こそが成立するのである。其れが何処かと言えば、容易に判断は付くが確証が無いので断定するのだけは止めて措く事とする。

 日イ首脳会談真っ只中、邦船タンカーと異国タンカーであるチャーター船二隻に砲撃が加えられたとの報に接してすら、慌てず騒がず、而も、鉄面皮にして表情を曇らせる事も無く、怒りをして露にする事も勿論なかった異邦人傀儡子宰相安倍晋三の、TVを通じて窺える表情から推し量れば、其れこそが出来芝居の猿芝居と見えなくも無い程の、其れこそが演技力にも見えしもの、況してや、邦船乃至異国タンカーチャーター船に対するミサイル攻撃での損傷と、最低限の黒煙を上げる結果的状況から判断すれば、左程の積み荷(ガソリン乃至原油)は無かったとの判断が出来るもの、即ち、ピンポイントで為すミサイル攻撃を仕掛けられる技術力を以ってすれば、米国大統領であるD.トランプ支持国家群に繋がる、少なくとも三ヵ国に上る反イラン国陣営を標榜する国家群の仕業という事には繋がるのだろう。

 こうなって見て来ると、最も問題ありの国家は何処なのかと言う事にもなるが、恐らくは馬鹿を見たのは、まんまとD.トランプ政権(共和党守旧派)の陰謀に乗っかり、出来もしない和平仲介行為?に手を染めて終った、異邦人傀儡子宰相たる安倍晋三と其の政権でもある日本国政府、と言う事にはなるのだろう。

 頭の中は来年に迫る大統領選一本に染められて終った観の在る米国共和党D.トランプ大統領アメリカ合衆国もとうとうにして発狂、地に墜ちた感じが臭う。基より、米国自身が、理性的条理在る政治経済的”失地回復”活動を見なければ、早晩に於ける国家崩落(米露核戦争)もまた避けられないのだろう。日本もまた、嫌な役目を担ったものである。