日本の歴史は日本人が創る

ヤマト民族日本人に“我れ蘇り”を希う

☆似ていて全き非なるヒトラー総統とトランプ大統領

 ペルシャ湾の内外を、国際社会正義顕現の為と称して、領空(海)等の侵犯を望まぬ国家群の領域内には入らぬ形で航行する米海軍の艦船等から、米軍の無人偵察機が撃墜された事で、イラン国内に向けた対抗処置としての出撃活動の準備命令は、係官に因る、一旦に出撃をみれば、大凡、百五十名程度の死者は相手国たるイランに出しますよ!との、目論みも突き付けられて来たので、十分前に私(米国大統領D.トランプ自身)の判断で(爆撃は)止める事を決した、と、いみじくも記者会見で言って見せたD.トランプ、其の言葉、事実かどうかは確かめる術こそ無いが、仮に、攻撃の停止や攻撃命令そのものが、若し、然るべき指揮官を通じて為され、且つ、緊急撤回が為されし事が事実で在ったとすれば、現D.トランプ大統領、並びに、D.トランプ大統領等から攻撃命令を受けては目的地への爆撃へと移る時計も作動、且つ、同盟国に対するイラン国攻撃への了解と、イラン国そのものに対する宣戦布告行為をこそ、事前通告せしめていたのであろうかとの疑問符が付いて仕舞うのだが、唯、”十分前には私の判断で爆撃を中止した”とだけ述べ、記者質問には、”何れ判る時が来るっ!”とだけ応えて、そそくさと記者会見をして切り上げた模様から推し量れば、内容は其の通りでは在っても、時間的余裕は、此れ程短時間では無く、一時間や二時間の余裕すら在ったものと思われる。

 基より、当欄もまた日本社会に於いて情報を拾っている以上、アメリカ合衆国からもたらされる情報のみ多い中で、イラン国や、どちらかと言えば、中立的と思われる当該中東周辺諸国からの情報内容は殆ど耳目に触れて来る事こそ無く、全貌を掴む事等至難の業でも在るのだが、其れでも、1%の真理有るか無いかの、而も、内容発表の段階で取捨選択されたと思しきイラン国からの放送ですら在れば、米イ両国のどちらかにとって聞き苦しくもある内容部分は、イラン国、日本国其々の間に於いて、内容の「部分割愛」と言う場面すら踏まれていないとも限らずのもの、左すれば、米国側の真意を読み解く何ぞもまた難易でこそ有るのだが、イラン国側の、当該事件に関わる真意をして知る何ぞは、其れ以上に、略不可能と思われるのである。左すれば、当該事件がどちらに優位に作用するか何ぞを問うこと自体が大間違い、犯罪者では在っても、俺では無いと、平然として白を切れる様なもの、今尚、斯かる強者の吐く論理は、D.トランプにも、ロシア連邦プーチン大統領にも、漢民族中国にも、勿論、異邦人傀儡子宰相たる安倍晋三にも、脈々と受け継がれ、且つ、吐かれている所からすれば、意味が無い事をさえ教えてもいるのである。勿論、其れを赦しているのは誰在ろう、結果として見れば、其々の国民では在るのだろう。

 アメリカ合衆国大統領の<D.トランプ>と言う男、精神を病んだ単純にする愚か者の人物とは異なり、食わせ者である事は勿論の事だが、下手マゴすると、国家権力すら濫用して止まずの”実に”恐ろしき事象をこそ紡いでいる人物で、時代背景こそ異なるが、過日の自国ドイツ国をして、第一次世界大戦敗戦国として科せられし余りにも苛酷に過ぎる戦後賠償から逃れるべくに誕生したとでも言うべき、所謂、ナチ党の再興やヒトラーの台頭等にも酷似していないとは言えなくも無いのである。基より、当時とは社会状況も世界環境も大きく異なってもいれば、類推し比較する等まともでは無いのだろうが、但し、時代錯誤の政治にどっぷりと嵌り、理性在る条理には一つとして動く気配すら見せずに、己が保持し、且つ、執行し得る国家権力の持つ侭に不条理為政を司り、身勝手に遣って見せる様は、現代社会に於ける常識活動には全く当て嵌まらずのもの、即ち、目的(大統領選挙戦)の為には手段を選ばず、事と次第に因っては、イラン攻撃、乃至は、北朝鮮攻撃すら遣って退ける「虞」すら、彼D.トランプ大統領には在る、と言う事にもなるのだが、此れ程に恐ろしい国家権力者は、ヒトラームッソリーニ、或いは、スターリン等の悪党を除けば、解明されて事実披瀝された事が僅かですらあれば、適合せし悪党(国家権力者)を摘出、準える事も侭ならずのもの、勢い、彼とは部分的には近似値に措く”ヒトラー”をして、D.トランプに準えてみたくもなるのである。

 とは言え、自身に準えられる側の「ヒトラー」にとってみれば、”迷惑至極此の上無いもので”、歴史的(国際社会的)悪党で在るとは言え、「ヒトラー」は、自国ドイツ国国家社会再生の為の不条理にする戦争をして、一か八かで選択せしもので、基より、未だに、戦争の惹起には大義名分など与えられる由も無いのだが、一方の、米国大統領D.トランプはと言えば、唯々、2020年末に迫る、自身にとっては「二期目(四年間)」の大統領選挙戦の為にのみ向かうべくの、今は、残されし任期期間と言う事で、須らくの政治経済的政策づくりの動機付けは、大統領選挙戦勝利の為にこそ在るだけ、と言う事でしか無いのである。恐らくは、精神疾患著しき大統領の頭の中は、今も尚、「米国大統領の椅子??~、米国大統領の椅子??~、米国大統領の椅子??~」のワンフレーズで、塗り潰され浮遊させてもいるのだろう。

 結果からすれば、D.トランプをして大統領に選んだアメリカ合衆国市民全体が、負の遺産の是正措置を施さなければならないと言う事にもなるが、その様な人物をして非制御下に措き、結果、統制出来ていない「共和党政権」と、共和党為政者群の統治能力ゼロ、無能力の、全き現れと言う事にもなるのだが、結局は、選挙制度そのものに、アメリカ合衆国社会の歪みと弊害が、来るべくにして生じて来てもいると言う事なのだろう。