日本の歴史は日本人が創る

ヤマト民族日本人に“我れ蘇り”を希う

☆劣化した日本民族などと言われたくも無いが。


 2020年度(令和二年度)一般会計国家予算編成に向けた概算要求(政府案)が確定、105兆円と云う過去最大の予算が出揃い、閣議了承に付されたとの事である。勿論、政府与党自民党が完全に主導権を執る現国会運営に於ける国家予算編成ですらあれば、野党陣営に因る多少の物言いは在るのだろうが、赤字国債発行を加味した国家予算編成は今期もまた原案通りに認められる事にはなるのだろう。即ち、赤字国債額は減る事なく積み増しされると云う事である。

 其の前に、8月に発表されるであろうと予告されていた対米経済問題をして大過無く乗り切り、米国産トウモロコシの在庫品約250万トン プラスアルファ 10%、即ち、都合275万トンの臨時購入をして、日本政府は(可も無く不可も無く無難に)決めたと云った後に付け加えた安倍晋三の言葉、即ち、(来年の大統領選挙戦の為の米国トランプ政権に因る)其れは無理くりにする押し付けなどでは無く、日本側の(*)需要構造に因り買った迄の事であると言ってみたり、トウモロコシ生産に大きく悪影響を与える害虫の発生が(日本で?)予想されており、尚且つ、トウモロコシを買う主体者は民間企業でもあるとの、安倍晋三政権が購入を決定せし其々の認識を示していた様だが、其れこそが傀儡性を隠す為の屁理屈の主張と云うものではあるのだろう。

(*)米国産トウモロコシ275万トン(約三ヶ月分/約920億円/FOB Port of USA)を緊急輸入せずとも、今の所、日本国での飼料用穀物という点では需給バランスは取れており、更に言えば、安倍晋三の言う”害虫の発生懸念”の情報は、未だ現場の農家には届いてもおらず、関係機関からさえ未だ地方自治体には流れていないと云う実態にも措かれていれば、宰相安倍晋三の言い分は、言い訳がましい取り繕いの言い分、としか考え様も無いのである。

 実に白々しい傀儡政権安倍晋三のエクスキューズに措く国民に対するもの言いは、次から次へと出て来て寒心するばかりでは在るが、米国産トウモロコシの輸入拡大を必然とする、所謂、詐欺ペテン師的発言の後にも続きが有り、即ち、上述せし永和二年の国家予算105兆円への拡大概算要求へと繋がるもので、即ち、宗主国米国に対する、赤字国債を発行して迄為す、米国産品購入枠の拡大へと繋がる、所謂、国家予算化に因って正当化させる、輸入を以って為す対米献上費用の、遣って当然とされる、植民地として為す納付義務(ミカジメ料)とさえ看做してもいるのだろう。

 米国歴代政権に因る、所謂、戦後延々として続く日本国傀儡政権を駆使した狡賢い遣り方は、1964年に誕生した故佐藤栄作自民党安倍晋三の叔父)政権から本格的に始まるもので、所謂、戦勝国米国に取ってみれば、戦争と言う名を以っての”資本投資”に因る果実収穫の作業開始、と言う事ではあったろう。其れと軌を一にする動きが国家予算の編成に見られるのは、即ち、佐藤栄作政権の登場をして新たに見られる箏は、即ち、赤字国債発行を前提として組む「国家予算」の編成でもあったのである。昭和41年度より始められた、過去半世紀(五十数年間)に亘る国債発行に因る国家予算の編成は、低位安定に進むどころか、右肩上がりで国債発行も為され、一時期に在っては五十兆円を超える莫大なる借金をこしらえると云う、云わば、悪夢さえ正夢とするかの如き(米国の為の)借金造りの国家運営をして、病的鈍感著しい歴代自民党政権は延々と築き上げても来ているのである。

 一千二百兆円と言う途轍もない額をして優に超さんとする程に積み増しされた日本国家赤字財政、基より、異邦人傀儡子宰相たる安倍晋三独りの政権で二割をも超す借金をして造れば何をか況やのものだが、況してや、当該借金の積み重ねに因る、所謂、子や孫、更には玄孫世代辺りには間違いなく襲い掛かるで在ろう、生活苦に対する逃げ遅れ感や疫病神が付いて離れずの切迫感すら、国民の一人として今に覚えれば、現世からの早めの旅立ちをこそ願いたくもなろうと云うもの、基より、其れは子や孫たちの世代の為の一部にはなっても全ての解消策とはならずのもの、可能である事は、現行政治行政手法をして大幅に代える事、即ち、民主自由資本主義を基にする現行国家社会制度をして修正更生に至らしめる必要は在るのだろう。

 使う事には長けても稼ぐことを得手としない自民党傀儡政権、税収が増えたかと思えば法人税率を下げては企業に還元、利益分配率の見直しには一切目も呉れずに措き、唯只管、言葉でのみ言って見せ(アリバイ作り)る自民党傀儡政権、いっその事、自然人には「相続税」が有って、故人となれば税が賦課される様に、法人等にも代表者が交代せし時に、或いは、或る条件に変更せし時に、若しくは、一定期間を経過せし時に、当該「相続税」見做しの税を設ける等、考えたら良いのだろう。

 内政は稚拙で、外交も不得手とする人物が此れ以上国権をして掌握し続ければ、<貧乏神、疫病神>もまた居座り続けるのも当然である。劣化せし日本民族である等の陰口を叩かれたくは無い。