日本の歴史は日本人が創る

ヤマト民族日本人に“我れ蘇り”を希う

☆北朝鮮国による”天国と地獄”の選択肢 −その4−

 勿論、米英仏を一とし、その他の欧州各国や日本国をして裏から差配するシオニストユダヤ系大財閥資本家群も、また、其の手足となって久しい漢民族中国の政治経済的司令塔を司る、所謂、”李一族”の支配下に在って元国家主席江沢民が今もなお頭領を務める「上海政府」も、そうそう簡単には、日朝間の和平合流など認める由は無きもの、シベリア領土を領有するロシア連邦の、完膚無きまでに打ちのめした後の平定と、スラヴ民族過半の浄化抹殺を最終目論見とする米英仏の上記支配者をして、日朝間の和平合流は、畢竟、日露間の平和合流へと繋がる可能性を孕むもので、最終目論見の成就を妨げる必然性すら引き寄せる誘引にもなれば、何故に受け容れられ様ぞ、今、現実的にも様々な横槍が日朝間に入って来ている事を知るだけで、斯かる認識もまた容易となるのである。

 日本国の安倍晋三政権にとっては勿論の事だが、北朝鮮金正恩国家元首にとっても同じ認識に在らねばならないのは、横槍が無く此の侭に進めば、恐らくは半年乃至一年以内の早い日に、日朝間に永らく刺さっているトゲが外されるべく問題解決が急がれて成り、即ち、北朝鮮国より事案解決の為の青写真が程無くして日本政府に提示される運びとなり、遂には、横田みぐみさんを一とする、”日本人拉致被害者”の象徴とされる十数名の拉致被害者の方々、或いは、明確な形で、北朝鮮国に今なお所在していると確認されている拉致被害者の方々の、原状復帰とでも言うべき解放(案)が処方され、日本側が求める前提条件が滞りなくクリアーされて速やかに成就、和平交渉に向けての扉が日朝間に於いて初めてにして開かれ、和平条約の締結、並びに、批准を前提とした日朝間和平条約締結交渉へと移って行くで在ろう事が、現段階に於いては容易に想定出来るのである。

 基より、横槍が無ければの話しだが、そう簡単に問屋は卸さずのもの、欧米、取り分け、米国をして裏から取り仕切る件の<主>、所謂、シオニストユダヤ系大財閥資本家群がどの様に判断し、日朝双方に指示を与えるかがポイントにはなるのだろうが、日朝間の此れ以上の近接を赦さずとすれば、彼等が遣る手始めの処方箋が何かと言えば、漢民族中国を介して為さしめる、所謂、金正恩政権に対する”飴と鞭”を以ってする、今迄に見られない大量の金品を以って為す、北朝鮮政府に対する揺さ振りであり恫喝ではあるのだろう。即ち、日本国政府が、北朝鮮政府に示した条件成就を以って用意する和平条約締結に向けた交渉への扉、其の入口に辿り着く事を前提とする、所謂、”拉致被害者”の象徴たる「横田めぐみさん」等の、日本社会に定着した主要人物に至る解放が、如何なる場面に於いても為されぬ事を、漢民族中国政府は特使を飛ばしてでも金正恩政権に対して不作為を強い、日本国政府側に非実現的不履行として通達させると言う一片のシナリオ、其の存在すら囁かれ始めてもいるのである。

 基より、自国の進むべき新たなる国政のベクトルをして、此処まで大胆に変化させるべく決意している北朝鮮国三代目の国家元首が、古に於いて味わった事の在る漢民族に因る隷属的困苦を、今再びにして、或いは、三度にして、味わい直す事が在り得るかと言えば、恐らくはノー、過去に於いて幾度となく強いられた、漢民族に因る不条理の強要に叛意を示しては対峙した事も少なからずに在る様に、金正恩国家元首は今、其の後者をして北朝鮮国現下の姿勢として選択しているのであろうし、其の証左はまさしく、日朝間の協議下に於ける度重なる日本海に向けてのミサイル試射が物語っているもの、基より、黄海に向けての試射としたい所だが、其れは、あからさまなる漢民族中国に対する威嚇となり、人民解放軍に因る即刻の軍事行動へと移ると言う、いわば、漢民族に付け入る隙すら与えもすれば賢明なる威嚇とはならずのもの、此処は、示唆可能性だけを(漢民族中国に)与えれば済む、と言う事なのである。

 況してや、朴クネ政権になって、韓国々体は愈々以って弱体化の道をまっしぐらに歩み、基より、背筋に冷たいモノを感じ取るが如く、漢民族中国無しには最早夜も日も明けぬ朴クネ大統領の篤き思い入れが功を奏してか、碌な文化的生活も送れない状況にまで陥っている事実に気付いた途端に、一歩早く、習近平政権に付け込まれては足許を見透かされ、日韓間に於いては作為されし怨念の楔が所狭しと打ち込まれ、間髪を入れずの南北朝鮮間には、非核化をして、中韓交流、若しくは、中韓合流の前提条件に擱くとの、其れこそが、南北間に分断を見た同祖同血の固有の問題を、漢民族の長である習近平に示し、日朝両国に対する非交流の条件をも示し確約してみせると言う、何とも、属国や隷属国以外には為し得ない確約を以ってする言質を、韓国を現に主導する朴クネ大統領は、漢民族中国政府に与えて終ったのである。

 朴クネ大統領の、漢民族中国に対する明々白々たる媚の売り様、或いは、自国をして、漢民族中国の属国体制下に措いてすら恥とせずに平然として居られるのは、一にも二にも、日本国の政権を担う安倍晋三が、第一次安倍内閣を組閣した時に、真っ先に表敬訪問した国家がアメリカ合衆国でも韓国でも無く、当時の胡錦濤政権率いる漢民族中国で在り、第二次安倍政権の発足となる今次(2013年)の外遊に関しては、アメリカ合衆国に拒否されながら、韓国に振り替える事無くアジア三ヶ国に表敬先を振り替え、其の後に、諒解を得た米国に再びにして向かって外交的責務を果たすと云う、所謂、朴クネ大統領率いる韓国をして、順位三番目以降の友好国へと落とし、軽視さえして終うと言う、日本国安倍晋三政権に対する、言わば、”嫉妬”並みの感情起伏が持ち上がり、更なる対日悪感情のエスカレーターへと自らをして追い遣る事と相成るのである。

 斯かる感情激化等の軋轢に加えての、昨今に見られる、あれ程酷かった日朝間の話し合いの無さ、即ち、目を合せず、後ろ向きになってすら、話し合う事の無かった件の日朝両国が、互いに踵を返して話し合い、在ろう事か、何時の間にやら国家間協議の外交場面すら設えて終った日朝両国の現実的出来事を目にして、韓国を率いる朴クネ大統領が取り乱さぬ言われは無きもの、自国韓国に、総じての日本民族が潔しとせずに措く漢民族中国をして、強欲の不条理に率いる習近平国家主席を招き入れ、歓待を魅せ付けたとしても何等不思議な事ではない。

 其れでも尚、日朝間の条理を以ってする和平条約締結に向けての話し合いは、過去の七十年間を取り戻すべく、安部晋三政権下に於いて活発に進められているのである。