日本の歴史は日本人が創る

ヤマト民族日本人に“我れ蘇り”を希う

☆北朝鮮国による”天国と地獄”の選択肢 −その3−

 日本民族にとっての韓国とは、我が日本民族を構成せし朝鮮半島の一民族、即ち、祖であり、若しくは、後世の住まう地として思い浮かぶのであり、古えの日本列島に於ける四大王朝(出雲王朝、九州王朝、東北蝦夷王朝、大和王朝)の一つである、所謂、現天皇家(大和王朝)の血(応神天皇)に繋がる、百済王国(663年に滅亡)を思い浮かばせるもの、基より、古えの朝鮮半島に在っては、現中国の大連(半島)を始点として時計回りにまわり、現韓国に於ける全羅南道辺りを終点とする、広く黄海に面した領土を有していた一つの国家を言い、当該朝鮮半島をして、高句麗王国(一部が現北朝鮮国)並びに新羅王国とともに覇を競っていた百済王国もまた一つ、西暦663年には、同祖同血に在る九州王朝(倭国)に援軍(約5万人)を頼み、唐/新羅連合軍(約20万人)に対峙、無残にも白村江(現韓国の錦江河口)にて、倭/百済連合軍は惨敗し壊滅、此れが本で百済王国は滅亡し、更に、白村江の戦い倭国として参戦、在りし日には出雲王朝を平定せし斯かる九州王朝も程無く、大和王朝(現天皇家)に全権を譲る破目に陥る事にはなるもの、其の通り、「大和朝廷」をして公式に、国名に*”日本”を冠せしものとなり、彼の天武天皇の御世には明確に、大和以西の列島をして完全支配(八世紀)へと繋がって行く事と相成るのである。其れはまさしく七世紀後期の出来事なのである。

 *”日本”の称号は、九州王朝では既に使用されていたとの調査研究も在る。

 百済王国の血は、紛う事無く天皇家にも引き継がれ、乃至、藤原本宗家末裔一族にも脈々と引き継がれる一方、出雲王朝や九州王朝へと舞い戻り得る所縁の血も、日本人と言う民族名の中には紛う事無く受け継がれてもいるで在ろうし、勿論、燦然と輝く、東北蝦夷王朝の末裔として繋がる血は、現総理大臣職を十二分過ぎる程に務める、首相安倍晋三に求められるもの、王朝の名称こそ、現天皇家を措いて他には無く、史実のみに留められて今は見られる事も無いが、出雲王朝の血も九州王朝の血も東北蝦夷王朝の血もまた、日本民族の中に生き続けてはいるもの、百済王国の血、新羅王国の血、更には、高句麗王国の血もまた、日本民族の血の中には脈々として流れ、息衝いてもいるのである。

 漢民族中国を率いる地位に就く、所謂、共産党総書記で現国家主席でもある習近平が、八千万人を擁する共産党員大集団総掛かりで為す、所謂、末端の地方公務員にまで拡散し伝播した、其れこそが野放しの金融犯罪をして、国民の目から逸らす目的で敢えて為すスケープコートの設えが在り、即ち、日本や日本民族をして、或いは、ベトナム国ベトナム民族をして、敵機襲来!の如くに切迫心を煽るべくに喚き散らし、あまつさえ、漢民族中国の領域内に今まさに侵入しようとしていると言い張り、漢民族中国の排他的財産を奪おうと意図する彼等は実に賤しい存在で在ると罵り、国民の判断次第では、乃至は、日本やベトナム国の執る、所謂、侵略を目的とする軍事行動の成り行き如何に因っては、わが人民解放軍は、彼等を敵として排除せねばならぬ場面も出て来るとし、故に、十三億の民は、われら(強欲者たる)権力者になど目を向けず、ただ只管に侵略者たる日本やベトナム国に目を向け、戦争をも辞さぬ覚悟だけは決めて置くべきであると説くが、基より、自国民に対して何を問おうが、また、何を語ろうと構わぬが、国民の中には、最早、共産党そのものや共産党一党独裁政府に対する信義則さえ既に引き払い、一片の与信ともども与えて居らずは言う迄も無き事、習近平政権など信ずるに足りぬ存在に在るとの現状にも在れば、共産党幹部が声高に言う対日誣告の流言、所謂、有りもせぬこと、乃至は、無い事の、ヒステリックな迄の取り混ぜの言動と其の撒き散らしなど、特に構い立てする必要も無いとして放置はされるもの、国民の冷徹なる視線は自ずと誣告者自身を苦しめる事になるもの、信頼に勝る強欲など成立した例が無いのである。

 己の政治力が危うくなると見れば、忽ちにして日本や日本民族を忌み嫌い、国内社会をして排日運動に向かうべく煽り立てたばかりか、在ろう事か、未だベトナム国との係争地に在る領海内にも無断で踏み入り侵略、もちろん勝手に、天然石油ガス採掘の櫓すら設えては試掘を始めると云う、勝手気儘の暴挙も、習近平政権として為し、あまつさえ、ベトナム国の軍事力弱体に過ぎると見た習近平人民解放軍、選択せし暴挙は、何世紀にも亘って自国の漁場としていたベトナム国籍漁船の蹴散らしや、大型艦船を駆って為す体当たりに因るベトナム漁船転覆の作為、幸いにして犠牲者こそ出ては居ないが、相手をして貶める、殺す、蹂躙する、惑わせるに、悦びすら感じ取るのが漢民族中国の習い性であり”癖”、成金になって更なる性質を悪くし始めた漢民族中国、孔子孟子荀子もあの世から異口同音に、”わが後世も何一つ変わってはいないな〜”と嘆息、若しくは、悦んではいる事だろう。

 其の様な漢民族中国に、今に至るまで翻弄され続けた北朝鮮国、我慢の限界は既に越えたとして、自己主張をし始めたのが、故金正日総書記率いる時代に於いてでは在るのだろう。基より、独立国家としての基本たる自主自決の顕わしは、暗黙裡に取り上げられた侭、共産主義社会体制の北東アジアに於ける前衛としてのみ、北朝鮮国は、存在としても価値としても位置付けられ、基より、朝鮮戦争での軍人を含む自国民の犠牲者百万人以上を出しながら、北緯三十八度線は死守し続けたものの、今から遡ること三十年前には、北朝鮮国に対する万度の命令すら発していたソビエト連邦共産党中国も、ともに何も言わず、説明すらせずに押し黙り、当然としていた経済的支援の道を急激に細らせ、二十数年前には、共産主義社会体制を擲ったソ連邦が、先ず以って空中分解した事で支援そのものが途絶、ソビエト体制を壊滅させるに至ったロシア連邦自身はと言えば、自国民に対する賄いも儘ならぬ中で、焦燥感と逼迫感に苛まれるまでに落魄れ、已むにやまれず、北朝鮮支援から無言の侭に離脱を余儀なくされるといった塩梅、また、唯一経済的支援国として残った漢民族中国はと言えば、シオニストユダヤ系大財閥資本家群の後押しで経済的立て直しが為され、同時に、隠れていた強欲が露わとなり、在ろう事か、北朝鮮国への義務とし続けた経済的支援は取り下げ、北朝鮮国領土の開発を条件として了承させ、自国の余り物を代替物として持ち込み、支払いが無理と見れば、其の見返りとして、北朝鮮国内に埋蔵する鉱物資源の開発と領有を所望、何時しか、三十八度線を護る北朝鮮国の存在は上記両国に因って、「どうでも良き国家」とされたばかりか、正式なる、任務解除の通告一つ無き侭に、”勝手に生きよ!”と放置までされる始末、あまつさえ漢民族中国からは、邪魔者扱いされただけに止まらず、白頭山は中国領土に位置する山で、また、北朝鮮に埋蔵する鉱物資源の代金は、既に、北朝鮮国の権力者である○○○に支払い済みとも断定されるだけで、新たに国防委員長になった三代目から、新たなる疑義を差し挟まれる理由等なに一つ無いとの、漢民族中国の習近平汚職)政権からの突っ撥ねこそ、金正恩北朝鮮国防委員長をして、条理に目覚めさせる形にはなったものとの推定は可能、基より、朴クネ大統領率いる韓国の力を以ってしては、金満、且つ、横柄なる無頼国家へと変身した中国政府に、理性在る条理を求めたり、正当なる要求が受け容れられずとあらば、踵を返して対峙したいとするのも已む無き成り行きと言うもの、基より、露中両国が、北朝鮮国に対する義務の放棄を確定させた今、生き抜くために何をしなければならないかは北朝鮮国に与えられた課題であり命題、左すれば、軍事的に、今でこそ”眠れる獅子”状態とでも言うべき”不活動”の存在に身を置き、愉しんでいる様にも見える隣国の存在を再認識、其れこそが、古えより兄弟姉妹として、確かに且つともに、生きて来た件の、”日本民族”にこそ目を遣って再認識、高句麗民族の国運を託しても良きものと判断したであろう事は、杳としてさえ感じ取れるもの、七十年目にして漸く、今、シェイクハンドを求めたい国家が条理在る日本国家で、離れて然るべき不条理塗れの国家が、紛う事無く漢民族中国で在る事が、北朝鮮国三代目国家宰相に見て取れたとして不思議は無きもの、北朝鮮国家を創建せし初代金日成国家主席、或いは、常に(友好国からの)暗殺の危機に晒され続けた二代目国家総書記である故金正日とは、全く異なる視点から、現国防委員長の三代目金正恩氏には、ロシアも中国も韓国も、はたまた、日本も、見えて来ていると云う事では在るのだろう。

 勿論、思う様に事が運ばずは世の常であり倣いと言うもので、日朝間の交流を決して望まぬもの少なくは無く、明らかに判明しているだけでも、漢民族中国然り、また、自国民をして同祖同血の民族であると看做し、己が兄の地位に在るとする大韓民国も在るが、より否定的地位に位置するのは、シオニストユダヤ系大財閥資本家群が存在するもの、よしんば、ロシア連邦に隣接する北朝鮮国が、日本国との”誼”を取り戻し、経済力も高まり、民心がともにハイレベルへと飛翔し充実すれば、隣国である旧満州国内モンゴル自治区や新疆ウィグル自治国等に、多大なる政治的影響力を与えずには措かずのもの、並行して、ロシア連邦との融和政策も新たな形で進めば、シオニストユダヤ系大財閥資本家群に因る漢民族中国を中心とする大陸経営と其の思惑に支障を来すであろう事は必至、左すれば、日朝両国の腕組み何ぞは認められずのもの、日本国に対するロシア連邦への接近とともに、北朝鮮国への日本の接近、或いは、其の逆もだが、認められないのである。

 百済系よりは高句麗系により近い、古代東北蝦夷王朝安倍一族の末裔、安倍晋三政権も、日朝間に横たわる課題清算を契機とする和平条約締結に拠る交流は誰よりも待ち望む所、基より、北朝鮮国の三代目国家元首となる金正恩国防委員長にとっても、有限に在る日朝間の其れは唯一無二の課題存在の事実、即ち、日本人拉致問題解決には時間が余り残されていないとの事実認識を持つのと同時に、日本との和平交流の開始で、北朝鮮と言う国家の御柱に魂をも吹き込み、自主自決に拠る国家再生が同時に叶う筈であるとの確信もまた、上記課題解決には付随するもの、今や、問題解決に因る日朝間の和平交流以外に条理の道無しとの決定的思いには在るのだろう。