日本の歴史は日本人が創る

ヤマト民族日本人に“我れ蘇り”を希う

☆メディアを呼び出して詰る何ぞはバチ当たりだよ安倍晋三さん

 賢人政治家であり、鉄人政治家でもあるウラジミール プーチンを大統領に擁したロシア共和国連邦は、紛う事無く幸せに突き進んでいる国であり、新民主自由資本主義国家社会体制を標榜し、実践に向かう、其れこそが、個体の尊重のみならず、静寂にして柔和なる集団の構成を以って是とさえする羨ましい連邦国の存在にはあるもの、平和時に在っては、紛う事無く静謐裡に歩み続けるロシア民族が、好戦的異民族群に因る侵略行為、並びに、略奪行為から免れる事が保障され、且つ、理性在る条理を以って社会活動に向かう事が適えば、其の誰しもが自由を謳歌し、シベリア欧州大陸に於ける夫々の垣根が、自然に取り払われる事で、追い詰められた人類に因る、旅立ちの飛翔の場が其処には生れる事となるのであろうし、結果としての新生ロシア欧州人の現出で、現下のキナ臭さ、即ち、対立や民族破壊に向かう演出もまた排除と解消に向かい、血の薄まりと相俟って、地球人として同意された生命体に生まれ変わる可能性が、遺されてもいる事を教えて呉れてもいるのである。

 ウラジミール プーチン大統領率いる其のロシア連邦では、つい先日に於いて、内外の記者団一千名超を招請した、所謂、四、五時間以上にも及ぶ長丁場の公開記者会見を開くと云う、プーチン大統領の提案となって久しい恒例のマラソン的大統領会見が在り、其れも、シナリオ(台本)無し、基より、答弁や回答に用いる事前準備ゼロでの即決即答を基にした無修正TV報道での大統領発言で在れば、驚きこそ先行して終うのだが、斯かる、如何なる発言が飛び交うかどうかすら不明確な場に於いて、大統領批判を基にする、無修正、無規制、無限定なる文言を以って交わされる言葉と言葉でのぶつかり合いを、此れ程永くに亘って場を設営しただけに止まらず、国民の前に其の全貌と内容を公開し続けた国家権力者(郡)が、果たして、国際社会には何人居たと言うのであろうか、恐らくは、調査した事も無いので軽々に言う事は出来ないが、彼ウラジミール プーチン大統領独りを以って全てとするもので、後にも先にも”彼、唯ひとり”と云う事なのであろう。

 過去の政治の場に関わる、機密の中に措きたい質問も当然に、穿り返されたであろう事も間違いなく存在、基より、適格なる数字や比率を以って問い質された事もあったであろう回答者のプーチン大統領だが、批判的記者質問に対する殆どの質問に対しても、戸惑う事なく、躊躇う事無く淡々として、篤い語り口で丁寧に回答して見せたウラジミール プーチン大統領、欧米や日本を一とする数多の自由主義諸国圏に於いてさえ、国家権力者に拠る此の様な、万民の耳目を集めしその様な場で、延々と受けし批判と首肯相混じる質問を淡々と熟して説き、而も、篤い語り口で語る国家最高権力者が、過去にも現在に於いても存在したかどうかは、政治的歴史書の記録簿には存在せず、基より、自由民主主義の源流に在ることを任じて已まない件の、”アメリカ合衆国”でさえ、記者質問に対する答弁書が用意されもした小振りの集会等が、確かに為された事も事実だが、ロシア連邦で現に為されている、新民主自由資本主義を国家体制として標榜する中での斯かる場は、一つとして存在せずのもの、勿論、オバマ大統領や安倍晋三首相、オランド大統領や習近平総書記、キャメロン首相やメルケル首相に在っても同じ事、須らくの国家権力者にとって前代未聞の政治的オープンシアターの開催でもあれば、何が飛び出すかさえ判らぬ中での無規制、無修正、無圧力等々の保証で、即ち、非束縛下の自由を以って、其の須らくを認めるとする記者質問と受け答えは、ウラジミール プーチン大統領が独自に切り拓いたもので、新たなる国家社会体制を唱えた、其の事実を以って、評価対象の一つとするのみならず、其の有言実行力をも再確認させて余りあるもの、また、選民どころか、万民に於いてすら為し得ぬ指導力をも顕現し得た、若しくは、其の継続下にも措くと言う点に於いても、類例を見ない彼は稀有なる人物、基より、未だ、若干63歳と云う若さに在って、明確に断定するのも憚れるが、彼はまさしく、ロシア国が生んだ、新生ロシア国を創り、国際社会に対してもまた政治的影響力を濃く有する稀代の政治家、言わば、”偉人”を冠して余りある、民主自由政治史上初の賢人政治家ウラジミール プーチン大統領とは成るのだろう。勿論、比較こそ無理は有るが、秘話化される中で偉人の域に達した彼のジョージ ワシントンすら、彼ウラジミール プーチンの足許には及ばない事と相成る。

 一方、我が国の現職総理大臣安倍晋三に対する評価はと言えば、一期目に於いては、其の余りにも非力で、上辺の取り繕いのみを以ってする即席権力芝居人と看破され、蔑みの言葉さえ漏れ伝わった事で入院を余儀なくされて退陣、政治的研鑽と権力学取得の努力に明け暮れしたのかどうかは判らぬが、風説消え去る五年の経過を以って復権、今や押しも押されもせぬ、大叔父佐藤栄作翁をも凌ぐ長期政権を担える程の、能力高き為政者に返り咲いたのが安倍晋三とはなるのだが、また、彼は、古代東北王朝史に燦然と輝き、蝦夷王朝一族(安東氏、安倍氏、秋田氏)に繋がり、其の名を遺す末裔に在る事も判明してはいるのだが、其の一方では、読解力が弱まったのか演技力に稚拙さが生じて来たのか、はたまた、元の性格に舞い戻っただけなのかは判らぬが、国体の根幹をも動かし兼ねるほどの大問題では無いにも拘わらず、一コメンテーターや一ジャーナリストの発言に感情を害されたと反発、また、NHKが制作し提供した件の、”ヤラセ”番組を取り上げて不愉快とし、自民党を介して、上記二大メディアであるテレビ朝日日本放送協会の責任者が呼び出しを受けて弁明、謝罪したかどうかは基より不明で、知りたくも無いが、自民党代議士群が待ち受ける中で、厳重注意なる喚起を促されたとも言われている。

 其の様な時代錯誤とでも言うべき見苦しい聞き取り調査をして、恥ずかしいとは思わぬのかと、一応は先進国を自負しているこちとらが気恥ずかしくさえなり、問い糾したくもなろうと言うものだが、遠慮なく、其れも白昼に於いて正々堂々と遣って退けたのが誰在ろう、飛ぶ鳥すら落とす勢い真っ只中に在る、安倍晋三政権そのものが率いる自民党と云うのだから困ったもの、若しや、小澤一郎と時の民主党政権を貶めた件の、あの日本を駄目にした藤原一族の末裔を任じて已まず、且つ、世が世であれば伯爵の地位に在ろうかと云う御仁に因る作為で、平和裡に動き続ける現行安倍政権をして倦み、飽きた事でのリンチの求めが”メディア事情聴取”でも在ればとも感じ取れるのだがどうか、正夢で在れば興醒めには在ろうと言うもの、見たくも無い光景の再生では在るのだろう。

 一方では、内外から招き寄せた一千名にも上る記者団を前にしての、ぶっ通しで為す質疑応答を開催したのが誰在ろう、ロシア連邦を率いるウラジミール プーチン大統領其の人、勿論、シナリオが在る訳でも無ければ、計算機が置いて在る訳でも無く、質問内容や分野別の応答に尤もらしい受け答えを探し出してはアドバイスして呉れる、言わば、とびっきりに明晰なる能吏を背後に置いている訳でも無く、唯一在るのは、時間を限定しない秩序正しき広がりを見せている白地の場所的空間と、今や遅しと、熱い視線を以って見続ける多くの記者団の目、また、目が在るだけ、基より、孤立無援でとの比喩こそ中らないが、四、五時間もの長丁場をして、常に、大統領と存在を共にするのは、ペンとメモ用紙が手元に置いて在るだけの至ってシンプルなもの、言わば、視る聴く話す能力を、全方位に向けた、十二分に備えし態勢を有するウラジミール プーチン大統領独りが在っただけではあるのだ。

 TV朝日、若しくはNHKと云う大手メディアの責任者を呼び付けて、一部放送番組を問い糾したとされる安倍政権、基より、国家権力者群から呼び出され、お灸をすえられて然るべきかは議論の分かれる所だが、民主党が政権を掌握せし五年以上も前には、上記二社ともに、有ること無いことを連日連夜に亘っては論じ、遂には、鳩山由紀夫/小澤一郎を袋小路に押し込んでは退陣に向かわせた両者、その間、民主党員の誰一人からも、上記二社に乗り込んで、批判の意図を糺して(質して)みようとともせず、況してや、公平公正に報道を律する様にとの、中立維持を要請することさえ無かった当時の民主党政権時を思い起こさせて呉れるのだが、あの当時の両者の政治姿勢が在ったればこそ、今の安倍晋三政権も再生が在るもの、両者を呼び付けてお灸をすえる何ぞはバチ当たりのものではあるのだろう。