日本の歴史は日本人が創る

ヤマト民族日本人に“我れ蘇り”を希う

☆体裁を気にする欧米社会、地中海での海難事故は作為なのか

 中東や北アフリカ諸国等の、所謂、政体不安定、且つ、不平不満の多き諸国に於いて、欲に躓いては安易に騙され、即ち、働き口は選り取り見取りで、而も、給料は高額であるなどの口車に乗せられては艀(はしけ)状の古船に押し込められ、イタリア国等々への密航を一とする、違法不法を以ってする密出国者にとっては、行き着く先がどの国で在ろうとも、EU諸国は、お伽噺の様な裕福なる土地柄であると教えられる其のEU諸国に渡る事をして、人生最期の夢の実現であると信じ、また、必ずやEU諸国に渡って暮らし、一旗揚げて戻れるとも信じ、基より、パスポートの所持はおろか、入国や滞在、或いは、就業や学業等々の許可など一切無い不法移民(密入国者)の身の上では在ろうとも、一旦、上陸さえして終えば、追い返される事も無く受け入れて呉れ、また、在りし日に於いては、自らの直接統治者でも在った彼等(白人諸国群)でも在れば、我々をして長期間に亘り、支配下の奴隷状態に措き続けた事に対する贖罪の一つとして考えて然るべきで、受け入れて呉れぬ筈も無く、基より、仕事が見付かる迄の間は、一日三食と迄は言わずも、一日一度のパンとスープ、其れに水、更には、寝床ぐらいは、我等に対して為した過去の罪を思い出して呉れれば、必ずや、準備して目の前に提供して呉れるだろう、いやっ、きっと出して呉れるに相違ないと信じ、また、そう在らねばならないとの(勝手にする)思い込みを胸に、無けなしの財を投下、若しくは、借財迄して、斯かる希望の地へ出発する古船に押し込まれ、意気揚々として港を離れる事になるのだが、好事魔多し、残念ながら、地中海をして北上途上に於いて海難事故に遭遇、五、六日を無事に乗り切る事が出来れば、間違いなく一切れのパンと水ぐらいは毎日に於いて手に出来るとの、【夢や希望】の手に届きそうな実現の確信は見るも無残に潰え去り、海の藻屑、所謂、地中海の水底へと大部分の人々を抱え込んでは、沈む古船と消えて無くなる事象が、今多発、斯かる密航の企てと不幸を託つ古船に因る沈没事故のマッチングと云う、最近に於いて発生する不条理事象の何と多い事であるのかは、日本のマスメディアこそ余り多くを伝えないが、極めて忌々しき事態の到来にも在る事を教えているもので、即ち、有色人種群に対する其れは、紛う事無き民族浄化の一つとして括れる事象では在るもの、戦争行為を介しての殺戮では無く、生き延びると言う錯覚条件を金で売り付けてまで為す身体の拘束と、希望をも同時に運ぶとする、古船を以っての作為的沈没劇、何と、人は、斯かる悪魔の仕業を遣って退け得るワザオギにも成れるのであろうか。此れが、EU圏内より密かに仕組まれた、表向きには海難事故を装った民族浄化の一種であったとは、信じ難きものである。

 目の前に思い浮かぶかも知れない「ミルクたっぷりの焼き立てパンやマッシュルーム入りシチュー、更には葡萄酒か、其れとも、透き通った真水が注がれるグラス」等を、現実のものとして口にし、手にしたい、或いは、家族に持ち帰って、同じ様に食べさせ、飲ませてあげたいと云う、彼等にとっての<夢や希望>を追い求め続け、且つ、稼ぎ頭で在り続けるべき人々が、アフリカ大陸の黒人を一とする有色人種群である事は疑うべくも無い事実、即ち、白色人種群に於ける同様の、飢えを凌ぐべく、食糧等を求めては欧州大陸域内を放浪、挙句の果てには、一昔前で在れば犯罪として看做される、異国への無許可入国を決行してでも糧食を手にしようと行動する様は、事例こそ在るのだろうが、左程には目立たずのもので、基より、肌色を同じくする人種群に因る、其れこそが異民族不法往来行為では在ってもとがめだてされず、且つ、騒がれずに措置されるのも道理、だが、有色人種群に因る白色人種群の住まう領域に向けての不法潜入の試みは、アメリカ大陸に於いて頻発し絶える事の無い不法入国事例に関わるものは別としても、現下、アフリカ大陸と欧州域を挟んで激増して来ている事もまた否定し得ない事実、其れは、主として先進諸国を自任するEU各国が、特に、戦後に於いて、普遍的国家理念として掲げし新たなる条理の一つとして、人権尊重を人道的道筋の核とする、「難民救済制度」の確立を信じて疑わず、且つ、国連が謳う人権理念とも合致する博愛行為の一つとして、移民枠の設定に拠る「移民受け入れ制度」の実践が、広く欧州各国に於いて受け入れられ、また、実践下に付され、アフリカ大陸に於ける旧被植民地国家群に知れ渡ったが故に、戦争や内乱にて困窮を極め尽くす今、益々にして、当該旧宗主国たる欧州各国へと不法入国を試みるのである。

 「夢や希望」へと繋がる生き延びる為の施策を、まさに掴み得たと確信する其の結果が、航海(密航)途上に於いて難破、苦しみ足掻きながら貨物積載用古船とともに海底深くに海の藻屑として消え去り、海神による出迎えがあっただけとすれば、此れ程迄に”残酷”なる話は無く、更に追い打ちを掛ける悲惨さが在るとすれば、EU域内に於いて、斯かる一連の密出国劇そのものが企図されていたとの指摘も有れば、何の事は無い、密航船に因る海難事故であったとの事実は瞬時にして覆り、海難事故を装われた其れこそが、有色人種群を標的とした民族浄化の一手段でもあったのかと落胆させられ、或る種、不快なる気分に陥るのである。

 乗船名簿など有る由も無い有色人種群を、今にも沈みそうな老朽船に大量に乗せて、故意に海難事故を惹き起こし、海の藻屑として消えさせる仕組みが、本当にEU諸国内に組織として存在しているのかと問い糾したくもなるが、真偽の程も去る事ながら、よしんば、其れが事実であったにせよ、分かる(解明される)訳は無きもの、件のイスラーム国が、直接、間接的に為す、シオニストユダヤ系大財閥資本家群に因る、裏からの(軍事的)支援が指摘されている国際社会の(何でも有りの)現状に在っては、否定し得る筈は無かりしもの、況してや、不条理なる民間組織で在る事が明々白々で在るにも拘わらず、永い間に亘り執行する一つの(治外法権的)国際機関として看做されてもいると言う、似非特典の付与に因る、排他的にする権力の振り翳しは、如何なる国家群に因る捜査権と言えども排除し得る事と相成り、紛う事無き国際間を横断する、其れ等は排他的組織機関(国際刑事警察機構も其の一つ)として機能さえしているのである。

 驚くべき事は此れだけでは無く、古船を手配し密出国を企てる棄民者を集める中で、此れまた真偽の程は判らないが、一回の手配で千名以上の棄民者を集め、邦貨換算一億円を稼ぐと豪語する手配師談話が、まことしやかに流布されてもいるが、一億円を千名で割っても、一人当たり十万円の荒稼ぎ、即ち、コスト(古船や船長の手配、出国を円滑にする官憲への裏金等)を加味すれば、一人当たり二、三十万円を必要とするもの、海の藻屑と消える命運を託つ密航者達にとって支払い不能の額の筈、穿った見方を以ってすれば、先に言う、EU域内手配説を信ずれば、斯かる海難事故を装った行為が、重火器を含む武器弾薬の調達見做しであり匹敵でもあると判断すれば、二、三億円規模の投下で一千名の民族浄化行為が適う事となり、其れが安いのか、若しくは高いのかは、彼等の判断次第、よしんば、当該”EU域内指示説”が事実であるとすれば、海難事故を是として遂行を命じたと言う事であり、代償としても高くは無いと判断したからではあるのだろう。

 自国を忌避して良しとする彼等有色人種密出国者群、基より、忌避される側の有色人種国家群を統率する権力者群の中にも、斯かる密出国は口減らしの意味からも重要と認識しているもので、密出国そのものを是として受け留め、且つ、暗黙裡に、推奨されてもいるのではないかと、ついつい先走って考えて終いがちだが、中らずとも遠からずのもの、其れは、難破事故に遭いながらも運良く命拾いした密出国者や、或いは、今や遅しとして次なる密出国の出番を待つ、”夢多き人々”の言葉からも窺い知れる所ではある。即ち、”権力者以外、おれ達の国には金も無ければ食い物も無い、だから国を棄てたんだよ、”、”彼等(白人国家?)は昔から、おれ達をずっと搾取(食い物に)し続けて来た連中、まさに斯かる搾取は犯罪行為、そうであるが故に犯罪者の彼等(白人国家)は、おれ達を食わせる義務が在るんだよ、当たり前だろう!”と、声を大にして密入(出)国を是認して見せるが、同じ有色人種が吐き捨てる言葉では在っても、違和感を大にする生じは否めずのもの、生き抜くために取る動物的振る舞いとして是認は出来ても、人間は斯く在るべきであるとし、少しでも学び会得した者にとっては受け容れ難き、其れこそが”権利や義務”の倒錯を以ってする様な理解の押し付け、見苦しく、暑苦しいだけの言い分でしかない。

 喰えずの状態に在れば、工夫を凝らして食えるよう集団で動くべきが当然だが、自らの手で食える工夫も努力もせず、先進諸国群に因る僅かばかりの賄いの施しを以って生き永らえる、其れこそが唯一無二の手法であると信じ、其れは、安全保障上欠かせない供給されるべき糧食でも在る、と捉えて已まない我等有色人種群、憐れなる哉。また、先進諸国群よりもたらされる、斯かる僅かなる施しや借款の中から、現ナマ(援助金)部分だけは抜き出し、権力者の取り分として収奪に明け暮れするのもまた我等有色人種国家群の性なのだが、斯かる自国の不逞なる権力者群の首根っこすら、返り討ちに遭う事を怖れて捕ろうとせず、唯々己の食欲のみを満足させる事で、家族を置き去りにしてさえ良しとする事実は目を覆いたくなるもの、如何に同じ有色人種群に位置し、国内が騒擾で満ち溢れている国家群で在ろうとも吐き気すら催そうと言うもの、甘ったれるなと言いたい所だが、当該実相を糧として、暴利を貪ってもいる先進国群の大財閥資本家群が隠れている事も忘れてはならないだろう。

 直近の数ヶ月を以って、総数で数千名にも上る有色人種群をして、地中海の水底へと追い遣った酷い事件が多発、間接的には密入国を謀られたEU諸国圏の筈だが、また、国粋的乃至は排外的気運すら高まりつつある欧州域の中では、表向きには人道主義、民主博愛主義を取り消す事無く保持し、即ち、密入出行為をして”移民(行為)”と概念付けては称し、決して、望ましからずの行為であるとすら認めず、且つ、不法とさえ言う事もない彼等EU諸国。言えない、或いは、言わない事由こそ数多に在るのだろうが、海難事故遭遇を作為して為すよりは、密入出行為は不法行為であり犯罪行為である事を明確にし、貧しい有色人種国家群に対しては、支援や援助の須らくは、国家社会建設に重要、且つ、不可欠なる基礎的分野にのみ絞って、実践すると確約、基より、金や軍事物資の供給などでは無く、人的育成を含む、民生支援に特化するとでも宣誓した方が、支援者として為すべき条理では在るのだろう。