日本の歴史は日本人が創る

ヤマト民族日本人に“我れ蘇り”を希う

☆都知事選も、NHKの圧勝、即ち、安倍晋三の知恵の勝利である

 またもや民進党は、其の体制維持のみを期する余りに、巨悪を逃しては無罪放免に処してしまい、万歳三唱の娑婆へと送り込んで終った様である。巨悪の権化とは言う迄もなく、安倍晋三政権の下で、”右腕の人物”と言われたり、或いは、疑問符こそ付くが、”大物政治家”とまで称されてみたり、あのD.トランプが真っ向から反対し、H.クリントンも反対せざるを得なくなる可能性すら残す、所謂、米国に於ける「TPP条約」批准の不可能性すら予期させ乍ら、一方、新参者の日本をして当該大臣を早々と立て、TPP条約批准の準備OKへと予定通りに持ち込んだ、政治的立役者と迄言われた人物、其の通り、<甘利明>元国務大臣をして、巨悪の権化と此処では言うのである。

 同じ様な政治資金規正法絡みの事案に関して、今次(代議士甘利明元大臣)のものは、伝聞的証拠(録音テープ等)を用いてのものとは言え、不法行為を作為せし証言者の出頭(自白と自供)と証言内容がもたらされての、結果は、何度見直しても「犯罪構成要件を満たさず」とする地方検察の判断の積み重ね、一方、六年前の同じ様な贈収賄疑念に在っては、いやっ、嵌められし贈収賄疑念に於いてはどうなったかと言えば、即ち、元民主党の最高幹部が身に覚えの全くない冤罪の訴追を受け、最高幹部は自力で無罪放免にはなったものの、秘書群は有罪に貶められて終った事案が、政治資金規正法を賑わせた刑事事案として並び立つが、当該<甘利明>事案と元民主党の最高幹部を治めし人物に関わる事案、其の何れの事案が重大かと言えば、前者は、伝聞的証拠に因るものとは言え、不正行為遣り取りの実態を明確に残していると言う点で、また、甘利明陣営の政治的仲介に因って、紛う事無く、手にする事など在り得ぬ、数億円規模の移転補償金を<まんまと>せしめたと言う事実が有るのにも拘らず、無罪放免に処され、一方、元民主党の最高幹部は、自民党の裏権力者一群に因り冤罪、並びに、大掛かりなるでっち上げ事件が仕組まれ、即ち、国権の流用で、地検特捜部事案として収賄事件化され、最高幹部こそ刑事訴追を免れこそしたが、秘書群は二審迄無実を訴え続け、一旦は最終審にまで臨もうとしたが、家族のみならず親類縁者にまで被害が及ぶ事を危惧、泣く泣く自らの犯した罪として認めて終った事件が在ったのである。

 斯かる、<甘利明>無罪放免事案の発表にも拘らず、民進党党首の岡田克也は直接なるコメントを差し控え、国体代理の山井和則等を以って、<甘利明事案>の無罪放免は不当であるのコメントを発表させただけ、代表の名で、甘利明本人か地検特捜部そのものかは不明だが、徹底的に追及するなる条理在る言葉は遂にぞ聞かされる事は、事案が異なるとは言え、社会正義の顕現と追及と言う点では同根に在るもの、今次もまた、聞かされる事は無かったのである。だから、民主党は終わったと言われたのであり、政党名を「民進党」に改めてさえ此の体たらく、解党し、正義心が強く、曲がった事が大っ嫌いなものは、小澤一郎が現役に在る今こそ、彼の門(生活の党)をたたき、頭を下げて入党し、諸々を学ぶべし、其れ以外に政治家として生きる道は無く、天皇陛下をして長に頂く一億二千六百万日本民族の、理性在る条理を以って生き残る術は無いのである。基より、米国に我が身を委ねて嬉々とし、目を輝かす、安倍晋三率いる自民党に明日等あろう筈も無いのである。

 都知事当選確実と目される、増田寛也候補の応援演説に駆け付けた元都知事石原慎太郎は、大衆を前にして上気したのだろう、名指しこそ避けたが、鳥越俊太郎をして、奴は”売国奴だよ!”と罵ったが、TVニュースでの一コマでもあったので仔細こそ不明だが、恐らく、真相はと言えば多分に、民進党日本共産党社民党や生活の党の支援を受けた、特に、共産党の支援を受けた事が余ほど気に障ったのであろう、恥も外聞も無しに言って退けたのである。とは言え、石原慎太郎に、鳥越俊太郎候補に対してその様な暴言を吐く権利など一つとして無きもの、即ち、石原慎太郎そのものに当該暴言は返されて然るべきもの、何となれば、石原慎太郎自身が都知事に成り立ての頃、公約として掲げていた?、所謂、米軍に接収された侭の状態に横たわり続ける、横田基地の無条件返還を求め、米国に出向いたりしてはいたが、最後まで、政治的に重要なる人物には会う事すら叶わず、何度目かの訪米の後には遂に、ミイラ取りがミイラになって帰ってくる始末、今に言う、米国の指示には何にでも従う、安倍晋三の師匠的存在とでも言うべき、<米国命>の石原慎太郎として今に至るのである。「奴は、売国奴だよ!」なる言葉が、石原慎太郎自身に跳ね返って来る事が理解され様と言うものである。

 また、石原慎太郎本人に関して言えば、昨今、田中角栄元首相に関する著書を上梓し、ベストセラー(読む気にもならない)と成した様だが、内容に関して言えば、自らが、故人に対する追い落としの先陣を切ったとの事だが、今にして思えば、眼力無き己の行為を恥じ入るばかりであるとし、故田中角栄なる人物は、稀代にして稀有なる優れた政治的指導者で在り、偉大なる政治家でもあった事を回顧してはいるもの、だが、反主流派に作為されし「ローッキード事件」では、シオニストユダヤ系大財閥資本家群と、其のエージェントたる、一文士(立花隆)、並びに、政官財一群に嵌められたのであるなる、所謂、政治的実体としての本質部分には何一つとして触れてはいないので在る。基より、触れる事も出来ない彼、ミイラ取りがミイラになった彼に、日本をして占領し続ける、或いは、日本をして被占領下に措かしめ続ける売国奴達に、故田中角栄の政治的貶めに関わる本質部分になど、触れる事が出来る訳も無いのである。そうであるが故に、鳥越俊太郎候補に向けた、所謂、「、、奴は売国奴!、、」なる暴言は、己の胸元へと戻されて然るべきなのである。

 更に言えば、横田基地返還問題は、自衛隊にも利用させる事で、何時の間にか「返還問題」そのものがウヤムヤに捨て措かれ、当然の事として首都圏の制空権もまた、沖縄県を含む日本列島上空に張り巡らせた米軍主導の管制下の侭に据え置かれ続けてもいるのである。余談にはなるが、斯かる米軍に因る横田基地運営が今も尚、米軍の手で排他的に為されているが故に、日本の国際ハブ空港として拡張を見て来た「羽田空港」もまた、離発着便の増加枠に関わる空路の消化をして、東京都心上空経由で降り立つ事を余儀なくさせているのであり、即ち、都民に対する危険負担増を、米軍基地の存続は拡大させてもいるのである。願わくば、皇居の真上などを飛んで貰いたくは無いが、傀儡政権の色濃い自民党を母体として都知事選に出ている、増田寛也候補や小池百合子候補の何れかが当選した暁には、遣り兼ね無いルート取りの上空飛行許可ともなるのだろうが、逆に、石原慎太郎の忌み嫌う、日本共産党他三党の推す、鳥越俊太郎候補が当選した場合はどうかと言えば、自民党推薦候補とは裏腹に、皇居の真上飛行を許可する所か、横田基地の早期返還をさえ求めては行くのだろう。だが、三番手に成り下がった今、其れも無理である。

 31日、都知事選の投票が締め切られた(20:00)のと同時に、間髪を入れずに打たれた当選確定<小池百合子候補>、流石、何百か何千かは知らぬが投票所の全てに調査人を配置、出口調査なる口頭質問を投票者の殆んどに向けて為し、投票傾向をも探っているメディア、特に、NHK、開票と同時に当確の速報を打てるのであるから極めて自信の在る報道機関と言う事にもなるが、見方を変えれば、紛う事無く、質問に答える都民が純粋にして真面目と言う事に尽きるもの、とは言えるのであろう。基より、予想しながら見ているものとしては、開票と同時に打たれる「当確」には面白みさえ奪われるものでしか無く、よしんば、概ね予想通りに結果がなったとしても、20:00の投票閉鎖と同時に為す開票作業、また、其の作業を待っていたかのように打たれる当選確実速報、見ているものにとっては此れほどツマラヌものは無い。石原慎太郎街宣車での演説?や、鳥越俊太郎のか弱い檄の飛ばし等々が頭の中をチラつくだけ、男二人の討ち死にが哀れさを託つだけでしか無いのである。