日本の歴史は日本人が創る

ヤマト民族日本人に“我れ蘇り”を希う

☆イスラエル国首相をして、第一番目の国賓に迎えるトランプ大統領

 異国に於ける大統領就任式、基より、TV生中継に拠るもので、わかり難い同時通訳を介する視聴に関してのものだが、此の21日未明に生中継で目にしたのは、米国の新たにする大統領と相成ったD.トランプをして三人目とはなるもの、即ち、2000年5月と云うミレニアム世紀入りを翌年に控えた中での、ロシア連邦大統領となるウラジミール プーチン大統領の、華々しくも在った就任式が其れであり、二番目に目にしたものは、2009年1月に第一期目大統領就任式をして雅やかに飾った米国第44代大統領バラク オバマの就任式、其れに続くのが、3日前に米国第45代大統領として就任式を果たした、此のD.トランプの三名、斯かる目に焼き付いては離れずに残る三名だけだが、案の定とでも言うのだろう、夫々の個性を最大限に引き出していた就任式と演説では在ったろう。また、当該三名の、就任せし年齢の差や、生い立ち、乃至は、政治的経験の有無そのものの有りや無しやの差が、当該演説の端々に出てもいたであろう事は明白、とは云え、少なくとも、ロシア連邦アメリカ合衆国と云う、所謂、国際社会に於いて、いやが上にも政治的経済的に其の存在力を示す両国に在って、所謂、良きに付け悪しきに付け、多大なる影響力を与え兼ねずに在る国家主導者となる彼等であれば、国家指導者としての、其れこそが、理性在る条理を以って牽引するのに相応しい、有能なる力を携えている人物で有るかを、大統領就任式の演説と其の内容からも推し量れ様と言うもの、即ち、国家理念の明示を基にする国内外に対する条理を以って指し示す、国家社会生活の構築乃至は部分改定等を以って為す新たにする主張が、部外者の心をも惹き寄せる魅力的内容として、彼等三名の演説内容には組み込まれていたかどうかが問われる所、基より、玉石混交の人材を以って為す米国歴代大統領に在っては、光り輝くもの僅かと云う淋しい履歴にも在れば、新大統領をW.Hに迎える米国は、此処でもまた望み薄と見ても居たが、案の定とでも言うのだろう、プーチン大統領オバマ大統領が表し示した様な、国家理念の表明を含む力強い演説内容には程遠いもの、基より、有能なる一企業家ですら表す事のない、貧弱なる内容と表現ですら在れば、此れから続く四年間は、彼を選んだ米国市民にとっても、思いの外の最悪なる場面をこそ向かえるのは覚悟して措くべきもの、基より、その様な場面をこそ望んでのD.トランプの選択ですら在れば、貧乏神と疫病神を背負ってはW.Hに乗り込み、困苦に耐えた先人達が、一世紀半にも亘って創り上げて来た、所謂、完成間近なる民主自由資本主義体制をぶち壊すべくに登場させたD.トランプをして、其の様な積りでは無かった等と頭を抱えても自業自得とは云うもの、無辜の民ならぬ、まともなる国際社会を巻き添えにした合衆国市民に拠る、其れこそがテロルの仕掛けと云うもの、左すれば、アメリカ合衆国社会で、D.トランプの為す不条理行為の尻拭いは遣って貰わなくてはならないのである。

 大統領選挙の得票総数に於いては、約290万票と云う異常にして驚愕なる大差を、H.クリントン女史に付けられながら、合衆国選挙制度の<妙>に因って「大統領」の玉座に就く事になったD.トランプ、自身もまた、第45代合衆国大統領になど座れる筈も無かろうと思ってもいたであろう事は、選挙期間中のメディア情報からも推し量れ様と言うもの、だが、意に反して、全米50州に於ける選挙人の過半以上を制して終ったと云う、言わば、アメリカ合衆国国民の、特に、質の悪い白色人種主体の米国人の増加の知らしめが、明確に、且つ、おぞましくも見て取れる今次の大統領選挙で在ってみれば、就任式前に於ける、新大統領の支持率が過半を割って40%そこそこの数字となり、対する不支持率はと言えば、過半を超えてしまう其の人物に拠る、大統領就任式に臨んでの演説となれば推して知るべし、胸にうち響く様な、或る種、高邁なる内容の演説を期待する方が無謀で在り無理と云うもの、D(デストロイヤー)トランプとの向かう四年間をこそ、対峙に向けて戦う事を決意するアメリカ合衆国民でなければならないのであろう。

 解体屋トランプの為せし演説内容は、一面に於いては、米国政治経済をして、或いは、国際社会の政治経済をして支配し差配下に措く、所謂、エスタブリッシュメントWASPユダヤ系大財閥資本家群)批判が少なからずに混じり、繰り広げられてはいたもので、実に際どく、此れでは(命が)幾つ在っても足りないなと感じさせる其の一方では、未だ、全てのトランプ政権閣僚人事の認証こそ俟たれてもいるが、予定されし長官職人事、若しくは、政府人事に名を連ねている中には、明らかに、即ち、トランプ大統領の娘婿も含めてだが、シオニストユダヤ系大財閥資本家群の前衛に在るのではないかと目される人物が、少なからずに予定されており、連邦議会に拠る決定待ちの態勢にも在れば、斯かるトランプの演説内容とは真逆にする人事内容として見られるもので、其れこそが、D.トランプに因る、支離滅裂なる言行不一致の行方をこそ知らしめて余りあるもの、況してや、知性も理性も全く窺い知れずの、金稼ぎを主目的とする地上げ屋の親方風情に彼を見立てて取れば、政治哲学や国家理念に基づく矛盾の混じりなど、一切お構いなしの関知せずとするもの、笑うものは勝手に笑い、蔑むものは勝手に蔑めとするが如きもの、何れ懲らしめて遣るから精々が首を洗って覚悟して措く事だと、脅しを以って良しとする様な人物、見通しの利かない<変にして妙なる>人物を、合衆国の其の他大勢の白色人種群は、選んで終ったものである。

 だが、就任演説内容では、明確に、新大統領となったトランプは、米国エスタブリッシュメント(特権階級)を標的とする対決姿勢を示しては挑み、また、ワンワールド政府の政策推進を嫌った英国政府を持ち上げても措き乍ら、長官人事や取り巻き人事には、シオニストユダヤ系大財閥資本家群の前衛、乃至は、隠れ支援者とでも称すべき人材を登用(議会未承認では在るが何れ承認は受ける)して配備、更には、外国要人に対する国賓待遇扱いでの客人として、真っ先に、イスラエル国のネタニヤフ首相に白羽の矢を立て、報道官発表とする何ぞは、単なる成金に因る権力趣味者や愚か者の表し示す支離滅裂には非ざるもの、何れ判明する時こそ来ようと云うものだが、究極的には対ロシア征伐へと向かう、其れこそが、シオニストユダヤ系大財閥資本家群に因る戦術の転換、と看做せなくも無いのである。

 アメリカ合衆国大統領選挙戦終盤に於いて、イスラエル国ネタニヤフ首相と、彼の前に跪いては会談した共和党大統領候補のD.トランプ、其の候補が今や正式にアメリカ合衆国大統領となった訳だが、米国第45代大統領として、真っ先に国賓待遇として迎える事になったのが、英国では無く、イスラエル国のネタニヤフ首相に対してのもの、勿論、意味多きものではあるのだろう。(2016年9月26日版参照の事)