日本の歴史は日本人が創る

ヤマト民族日本人に“我れ蘇り”を希う

☆D.トランプも異国シリアの地で独り不条理劇を演じる。

 日本の政治家である彼等の多くが、何が面白くて政治家になる事を熱望、特に、日本の与党政治家に等なろうかと言えば、金儲けの道が無尽蔵に開かれて居るからであり、遣り方次第では、金儲け手段の獲得のみならず、好き勝手放題に為す強欲の満足もまた為し得ると言う錯覚も入っての事であろうし、あまつさえ、行政権のみならず、立法権司法権を含む三権をも、足許に同時に平伏させては従え、国家国民をして自由自在に操る事さえ出来ると幻想、此れに勝る欲望の充足や満足は無く、まさに現下に見られる北朝鮮金正恩王朝体制の一から十をして渇望するが如きもの、気に入らぬ者をして総括(始末処理)して終うと言う、究極的とも言える、不条理行為実現の一点を除けば、まさに、北朝鮮国と瓜二つの、権力を以って為す遣りたい放題を求める人物群に、彼等与党政治屋群は夢見て応募、登壇を果たしたのである。

 今国会では、「共同謀議罪、若しくは、テロ等準備罪」なる法案を、自公両党の絶対多数を以って、紛う事無く押し通すで在ろう死神の憑りついた「安倍政権」親派と其の一群と言う事にもなり、若し当該法案が国会を通過すれば、より半歩、北朝鮮金正恩王朝体制に近い、国権乱用体制に近付こうと言うもの、勿論、法案成立に際しては、麻生太郎元総理何ぞは、薄ら笑いすら浮かべては”ざまぁ見やがれ、此の奴隷の馬鹿どもめが!”と、我等道々の民を掴まえ、念頭に措いては腐し、満足する、捻くれし歪み面が、目の前に浮かび上がるのである。余談だが、七日のとある番組で(役者上がりの某かがMCを担う番組で)、当該法案や籠池問題に付いて触れ、野党陣営が(真理を追及するには)策が無さ過ぎるのか、左も無ければ弱いのか、云々、なる言葉を吐いていたが、其れを言うのであれば、己等MCを含む道々の民が、良かれとして自民党(員)を選んだが故のもの、との見方も可能である事を示唆して措くべきもの、勝手に、唯我独尊の国会議員たる自民党員が増えている訳では決して無く、其処には常に、良かれとして貧乏神や疫病神を背負った政治屋を選んだ、不条理に誘導されやすい道々の民が存在した事をも忘れてはならずのもの、自民党員が大量に当選し、野党陣営が其の数を減らした須らくの結果もまた、道々の民自らが其の理知的な頭で決した事に因るもの、左すれば、多数を占める自公両党が編成せし不条理法案「テロ等準備罪=共同謀議罪」に関わる、成立を見る其の結果責任は、我等道々の民全体に降り掛かる事をも、件のMCを含めて、忘れてはならないのである。

 ー閑話休題

 此のタイトルを割り振ると、常に、今は亡き「筑紫哲也氏」を思い浮かべて終うのだが、彼が生前に於いてMCを担っていた当時のニュースに関わる噛み砕きが、道々の民が求める理性や条理に沿った、最も分かり易き解説に在った事を考えれば、今の世のニュース解説を試みるMCは、取り分け、メディア経営陣の顔色をして慮っているのではないかと窺わせるもの、明らかなる横暴を以って為す国家権力に対する反骨心無き解説は、冷めた具の無い味薄き味噌汁を勧められる様なもの、御免蒙りたい所である。基より、彼等MCを担う者にとっても其処は生活が掛かる場ともなれば、当たり障りの無い解説をして見せる事で継続性が得られると信じ、一日でも長く糧が得られるものと錯覚するのであろうが、其れこそが己の社会的立ち位置をして認識せざる人間の為す判断で在り行為、其の様なものは最初からメディアに等に身を措かぬ事を選択すべきでは在ったろう。勿論、本々が夜郎自大の右寄りで、且つ、思想的に言っても一本筋の通らぬ人物ですら在れば、何れは視聴者からは敬遠され様と言うもの、「故筑紫哲也氏」の様に、多くの視聴者から長きに亘って視聴され、受け容れられる事も無いのだろう。

 総称「アラヴの春」の掉尾を飾る事となる、所謂、六年間にも跨る「シリア・アラヴ共和国」に勃発し続ける、両竦みとも三竦みとも言われる内戦の勃発に在って、今回の化学兵器利用を含めれば三度目ともなる、若しくは、其れ以上の利用回数と言う事にもなる毒物化学兵器の利用、言われる迄も無く、国際条約でも取り決められた化学兵器の使用禁止条約は、またしてもシリア国に於いて使われては破られ、其れも白昼堂々空爆を介して利用され、瞬く間に多くのシリア人をして苦しませたばかりか、死にすら至らしめた事は、同じ人類としても実に耐え難き事である。基より、其の時期はと言えば、米中首脳外交が、トランプと習近平と言う両首脳を以って、最初にして最後となるかも知れずの、米中首脳会談が執り行われ様としているまさに直前の出来事、況してや、其の化学兵器利用に対する鞘当てとする米国の、一方的言い分の下に於いて為す、所謂、毒ガス兵器を利用した事に因る因果応報の報いとしてのシリア政府軍に対する59発のミサイル攻撃が、米中首脳会談真っ只中の、其れも、談笑を交えた昼食中に決断されて実施されもしたのだが、トランプ大統領の言う様に、果たして、正当性を持つミサイル攻撃なのかどうかが問われるべきなのであろう。即ち、正当性を以って反撃を是とした米国トランプ政権の断定、所謂、シリア政府軍に因る化学兵器の使用との即刻にする断定は、極めて恣意的に過ぎる決断と言うもの、如何に、条理の底上げが此の三十年近くに亘ってすら何一つ出来てもいないロシア連邦国家が支援しているシリア政府軍では在ろうとも、化学兵器利用の主犯をしてシリア政府軍=ロシア軍なる解に押し付けるには証拠が足りずのもの、左すれば、発狂したD.トランプ大統領に因る自作自演の不条理劇、と看做せない事も無いのである。

 如何に、体力も気力も判断力も衰えが目立ち始めた、稀代の政治家ウラジミール プーチン率いるロシア連邦では在ろうとも、或いはまた、国民総じての条理の底上げが未だに為される事無く、其れこそが、二十世紀初頭の農奴状態から一歩たりとも抜け出し切れていない、悲惨なる社会体制下に措かれたロシア国民では在ろうとも、感情を昂らせては為す、所謂、反米を掲げては好戦欲をして増進させる、主導者ウラジミール プーチン政権下への結集は、未だに可能と言うもの、D.トランプ政権に因るプーチン政権に対して為したとされる、ミサイル発射に関わる二時間前の空爆予告通知が無ければ、恐らく今頃はロシア軍に因るNATO傘下の米軍基地や日韓の米軍基地に向けたミサイルの発射は有り得ずとは言えずに措くもの、D.トランプの判断に因るシリア向けミサイルの発射は極めて杜撰、地球の存続をして危うくするものである。

 勿論、形式的に日本代表となる安倍晋三は、米国に因る、対シリア政府軍に向けた当該ミサイル攻撃に対して、NATO加盟国同様に、全面的に支持するとし、トランプ政権に因る軍事攻撃をして是として認めた様だが、果たして、其の判断が正しいものかどうかは疑義在りのもの、恐らくは、シリア政府に因るもので在ろうと判断されたにせよ、米国軍の支援下に措かれる反政府軍に因る作為もまた、可能性として想定すらされれば、如何に、化学兵器を投下した飛行機が、過去に於いて投下せし化学兵器を運んだ機種と似通った軍用機で在ったにせよ、其れであるとの断定だけでは是として可とし得ずのもの、米国に因る誤りし作為的エクスキューズもまた、何度と無く聞かされて来た事に鑑みれば、即座にして是とするには無理もまた多々在るのである。

 米国トランプ政権が下した異国シリアに対する一連の軍事行動、而も、ミサイル空爆を決断せし二時間前には、ロシア連邦政府にのみ、シリア政府軍に対する爆撃では在るとの決定通告は、D.トランプ以外のプロの発想に因るもの、即ち、確証無き理由を以って為す、トランプの衝動的(計画的?)軍事行動からは、斯かる、第三次世界大戦のトリガーを引く様な、対ロ通告無しのミサイル攻撃等考えられずのもの、左すれば、二時間前とは言え対ロ通告を為し、且つ、数日前の4月6日には、トランプ自身の黒子役を務めていた、親ロ派と目されるバノン首席戦略官をして、NSC(国家安全保障会議)の常任メンバーから外し、米中首脳外交に単独で臨むと言う、トランプ大統領自身にとっては右手をもがれる程の大きな痛手を負う事にもなるのだが、此処に見て取れるのは、シオニストユダヤ系大財閥資本家群は、自由気儘に捨て措く事も無く、遂には、枠を嵌めて動かす事を決心、其れがシリア空爆に至る一連の、米国裏政権に因る作為的動きと見て取れるのである。斯かる、トランプ政権のシリア攻撃をして無条件で支持すると表明した安倍晋三政権、基より、NATOの雄たるドイツ国メルケル政権もまた、トランプ政権に因る、シリア政府軍に対する当該軍事行動実施の判断をして適切なる行動と看做し、同意すら示して見せたのだが、其れこそ已むを得ざる事情が在ればこそのメルケル政権に因る同意表明、米国の傀儡子政権たる性格を持つ安倍政権とは、同じ様に為す同意表明でも、ニュアンスを異にするもの、全くの傀儡子たるノーテンキにする安倍晋三政権とは、全く異なる其れこそが、苦渋を以って為す同意なのである。

 安倍晋三に因るトランプ行動支持の判断で明らかになった事が何かと言えば、ロシア連邦政府との間に於ける懸案事項の解決に向けた、所謂、日ロ共同経済活動のプロセスが、ロシア連邦政府に、より強く引きずられて終う懸念大となり、其れこそが、斯かる経済活動プロセスの進行に、慮りを求めて已まない日本国をして、三度目、四度目の埒外の落胆下に、総じての日本国民が措かれる懸念無しとはせずのもの、基より、其の程度の被害で済めば、いつもの事であるとして看過も出来様が、安倍晋三に因る当該トランプ政権への同意は、未だ継続下に在る朝鮮戦争への、追随型日本国の参加合流を皮切りに、シベリア派兵へと自衛隊が突き進んで行くべく導かれる様なもの、基より、憲法を破ると言う不法行為にはなるが、シオニストユダヤ系大財閥資本家群をして<主>と崇め奉る、傀儡子宰相安倍晋三にとっては、憲法蹂躙問題など全くの眼中には無く、己以外の日本国民をして、上記<主>にささげ奉る奴隷と看做し、足軽歩兵要員として、シベリア大地へと誘導し、席巻する虞すら其の同意には含んでも居るのであろう。

 4日に、シリア国にて大量の使者を伴う化学兵器使用が露見、6日には親ロ派バノン首席戦略官をしてNSCメンバーから外した米国、また、米中首脳会談真っ只中の8日には、シリア政府軍基地攻撃を命じたD.トランプ大統領、斯かる一連の不条理劇には、D.トランプを介して為す”一人芝居”が見て取れ無くもないのである。やはり、D.トランプとは言え、好き勝手な国家運営は成し得なかった、と言う事の様である。