日本の歴史は日本人が創る

ヤマト民族日本人に“我れ蘇り”を希う

☆制御不能に陥った政権政党。 其の二十三

 1945年、敗戦後早々に於ける貴族院時代から、国家社会体制を変革、「日本国憲法」を制定し、「帝政」から「立憲君主制」へと国体を切り替えた日本国、基より、独立国への布石ともなる新体制下の衆議院時代にまで至る約十年近くを、占領国たる米国(軍司令官等)の命令の下に、政体の変更を一、国家社会体制の全面的改革を断行、基より、実体としての執政権をこそ外されもしたが、「君主制」は日本国家社会安寧の礎として、日本国家政体の主部としても遺され維持されると云う、言わば、敗戦後日本国家の執るべき新たな体制、組織、陣容、内容等を、須らく掲げては創建し突き進むと云う、所謂、独立国家日本の社会的詳細(陣容)の表しに尽力を揮ったのが「吉田茂翁」(執政関与期間:1945〜1954年)ではある。基より、米国の勧める民主自由資本主義社会体制に舵を採り、二院制議会を布いた中で吉田茂翁は、国民の眼力を信じて、新たな後人に国権を託す事で勇退、昭和の妖怪とまで称される事になる<岸信介>が、首相として登場する事になる僅か二年弱の間、国民に間接的に選ばれし二名(鳩山一郎石橋湛山両氏)が内閣総理大臣の椅子に就任する事になるのである。

 基より、朝鮮戦争も無期停戦(休戦状態)に入り、日本国家社会体制も敗戦後十数年を経、世情も落ち着きを取り戻す中で、満を持する形で、自由民主党の本源流と云っても良いのだろう、吉田学校の出身者から推される様にして出て来たのが、件の、内密にする莫大なる、戦時中に集めし資金を米国(軍)に献上し提供した、昭和の妖怪の名をして恣にする岸信介では在ったのである。即ち、米国との間に確固たる主従関係の礎を築いた吉田茂翁をして、その後を継いだ、鳩山一郎石橋湛山の両名も、ややもすれば、米国にのみ目を向けていた吉田茂の政治姿勢を踏襲するのでは無く、当時のソビエト連邦中華人民共和国にもまた目を向けるのではないかとの憶測が、米国側の鎌首を擡げ、有ってもならずと、長州の怪物<岸信介>をして内閣総理大臣に擁立、執政権を執らせ、ソ連邦中華人民共和国とは、努々、国交関係を持たぬ様、日米が新たに改定する新安保条約を制定して、特に、日本国独自の動きをして牽制、勝手な真似は赦さぬとの片務条約をこそ、国家宰相が<岸信介>であれば成し得ると確信、自由民主党を動かし、遣って見せたのである。

 日米新安保条約への改定法案は、史上初にする、激しい学生運動をも惹起、当時、東大の(共産党活動家)学生でもあった樺美智子女史も参加した”安保反対闘争”デモ行進最中での、官憲(機動隊)とのぶつかりに因って圧死すると云う、何とも痛ましい事態では在ったが、後日には、予定通りに難無く国会を通過した安保法制と、片務条約とでも言うべき付帯法案の決議、其れは、自由民主党政権のヌシとして登場して来た、岸信介宰相の手に拠って成立させられたものではあったのである。基より、現下国家宰相の地位に延々と止まり続けている、岸信介の甥っ子の存在たる米系傀儡子宰相安倍晋三は、現に準備を進めている憲法改正に際して、事ある毎に喚き、且つ、正論として説いて見せるのが、所謂、米国が制定草稿せし現日本国憲法は、党の創建時より全面改定が為されねばならないとした、其れこそが党是でも有って、憲法九条の改定は特に必然とするとも云うが、其れは全くのお為ごかしのものにしか過ぎずのもの、其の実態はと云えば、岸信介が米国の傀儡政権として国会に出て来た様に、独立国家となった日本が、米国の指示通り実体的にも動く為の、即ち、現行憲法では赦されぬ、所謂、国際紛争に「武力を以って」介入可能な、所謂、当時は、不穏なる世界環境に圧される形で急拵えされし違法なる国防組織、「自衛隊」と云う実力行使組織に因る、異国(民)の殺戮や破壊をも可能とする集団が、国際法に基づく戦争目的での軍事介入すら可能となる法案とする為の、其れこそが、憲法改定目的であり、米国が制定した憲法であるが故の、日本国の手で書き直す目的の為の党是とした改定などでは無かったのである。そりゃあそうだろう、国家憲法にせよ法律にせよ、日本民族が創ろうとユダヤ民族が創ろうと、はたまた、ゲルマン民族が創ろうとスラヴ民族が創ろうと、国家社会統括条理として、<国家憲法や法制等>受け容れられるもので在れば、誰が創ったものであろうと、異国より持ち込んだものであろうと、国家国民が受け容れを是とすれば、良し悪しは問わずに措いて然るべきもの、日本民族が国を以って(集団を)律する容(かたち)は、日本民族が創らなければならないなる言い分は、其れこそが詭弁でしかないのである。

 何事に於けるルールも、須らくは民族独自の案出の基に創り、為さなければならないとすれば、日本に於いて、特に、古代に於ける大陸に倣いし律令等の制定や、明治期に於ける大日本帝国憲法、或いは、欧州各国から学んでは、日本に採り入れた各種法律や条項等は、押し並べて、異民族の創りしものであるから、国法としては認められずに駄目と言う様なもの、幾ら、傀儡子宰相が声高に改憲の必要性を唱え、而も、改憲事由をして、異民族(群)の力を借りて創った現行憲法で在るから等を以って改憲理由とし、また、其れを鵜呑みにし、且つ、そうだそうだと同調しては小躍りし、改憲を是認する程に盆暗頭の自民党員(過半は日本民族であろう)とは思いたくも無いが、よしんば其れが事実とすれば、安倍晋三先生が見抜く通り、日本民族などカスばかりで、存在価値など皆無の民族、<主>たるシオニストユダヤ系大財閥資本家群に、人間家畜奴隷として献上したにせよ、(蝦夷一族掃討の忌々しき過去帳も存在すれば)罰は中らぬと、考えられたにせよ異論は挟めない、と云う事にもなる。思いたくは無いが、先日に於いて安倍晋三をして再度総裁ポストに選んだ自民党議員の八割方は、まさに”人間のカス”で、”存在価値全く無し”の民族と云う事にはなる。

 片務条約とでも言うべきであろう、所謂、岸信介政権の下で作った日米地位協定等の締結を含む日米安保条約の改定版で、米国と共に、日本国家社会をして統治を始めた岸信介に代わり、所得倍増政策を掲げて登場せし池田隼人をして間に挟み、満を持して登場して来たのが、岸信介元首相の実弟である佐藤栄作(元通産官僚)ではあった。政治家に留め置くにはもったいない、頭も切れ顔立ちも良く、歌舞伎役者並みの好人物(後日、ノーベル平和賞受賞)として国民には受け入れられ、通算八年(1964〜72年)に亘って内閣総理大臣職を務め上げた自民党政治家では在るが、此の人物こそが、顔に似合わずに、岸信介元総理に輪を掛けて、アメリカ合衆国に身も心も託した人物、所謂、形態的には沖縄県の日本国帰属と施政権返還を成し遂げた人物として知られているが、実態的には、米国との間に裏契約を結び、沖縄県を一とする日本列島をして米国の軍事基地化とする旨の無限定、無期限の利用許可を承認して与え、尚且つ、当該施設等の整備費や運営維持費等の、諸税を含む、所謂、米軍が支払うべき経費は、日本国が拠出し賄うとの裏条約まで交わした(署名させられた?)のが、此の佐藤栄作政権に因ってつくられしものでは在る。基より、政治的揉み消しや指揮権発動等で、検察のお世話になる事を免れはしたが、彼の政治家として纏わる不祥事の数々、例として掲げれば、造船疑獄事件や異民族(米国)からの政治献金の受領疑惑等々、甥っ子たる安倍晋三の為した不祥事同様に幅広きもの、基より、国家宰相たる佐藤栄作に限って云えば、宰相安倍晋三とは異なり、疑惑に関係せし公人に自殺者を出したと云う話しこそ聞いていないが、但し、無期限且つ無限定での使用を認めるとの、裏条約を交わした沖縄県では、米軍人や米軍属に因る、日本国民の殺人を含む、強姦致死事件や轢き逃げ事件等、引きも切らずの米軍人に因る犯罪をして放置(地位協定に基づく裁判権の放棄等)したのは、此の佐藤栄作が為さしめし国家権力の業では在ったのである。即ち、其れを加味すれば、最も日本に悲惨さをもたらしたのは佐藤栄作其の人と云う事にはになる。

 反日分子へと育っていく、所謂、異邦人傀儡子宰相安倍晋三へと繋がる、其れこそが、明治維新にも繋が根る、政治的同根とでも言うべき蝦夷一族の怨念の血脈なのである。勿論、蝦夷一族が須らく彼等の様なハグレものでは無い。