日本の歴史は日本人が創る

ヤマト民族日本人に“我れ蘇り”を希う

☆藤原一族の傀儡子マスメディア

 現下の日本に於けるメディアの報道姿勢は、押し並べて、自らの創りし社会正義の概念を盾に、当該社会正義から外れたと看做した事象に対しては完膚無き迄に打ちのめし、倒れたものには原状回復への弁明機会すら与えず、過ちの侭の情報で溺死させ、其れどころか、自らが下した過ちに対しては素知らぬ振りをして遣り過ごし、次なる獲物を見付けては石持て追い掛け、社会正義の盾を再び翳しては投げ付けて殺し、其の侭にして平然と立ち去ると云う不条理情報姿勢の繰り返し、更に言えば、社会の木鐸を公言しながら、力在る者や集団に因る不条理行為に対しては口を固く閉ざし、例外のもの、或いは、与り知らぬものとして不条理を黙過する様は実に憐れ、彼等が、自称社会正義の顕現者であったとは、聞いて呆れるだけでしかない。

 順不同にはなるが例示して記せば、小沢一郎鳩山由紀夫に対する司法問題然り、角界での賭博問題然り、沖縄米軍基地問題然り、グルジア問題然り、イラク戦争、アフガン戦争然り、9.11自爆テロ問題然り、ユーゴ紛争然り、ベトナム戦争然り、朝鮮戦争自衛隊創設に繋がる問題然り、日朝間双方に根ざす拉致問題然り、日米密約部分不開示問題然り、広島と長崎への原爆投下問題然り、戦争に誘われた日米問題然り、米国に因る今も尚続く化学兵器の使用と其のばら撒き問題然り、シオニストの傀儡子小泉純一郎竹中平蔵等に対する野放しと放置問題然り、、云々、数え上げればキリがないが、マスメディアは其のどれ一つとして、条理不条理の検証せずにほったらかし、次なる事象へと走り去るだけでしかない、其れこそがいい加減さなのである。斯かる喰い散らかしのマスメディア情報活動の何処に、社会正義を顕現する存在としての価値など認められようぞ。

 国家が為す最大の不条理は基より戦争にこそ尽きるのだろうが、負けず劣らずの不条理としては、金融取り引きを含む経済分野に於けるルール作りと、ルール外へ据え置く無法の容認とがあるが、其の何れもが、「力」の有無に基づくものであろう事は如何なる者を以ってしても否定出来る由もないもの、だからと云って、斯かる不条理を黙認しなければならないとすれば、正義なる概念もまた無用、基より、死すら賭し、社会正義の顕現を躊躇ったり厭うことすらなかった事もある近現代にまで遡る日本のメディア社会、勿論、提灯記事認めに徹するメディア群も少なくはなかったが、其れでも尚、社会正義を追い求め続ける確信的ジャーナリストもまた少なからずに居た事は事実で、日本民族にとっても誇りとすべきもの、よしんば、反骨精神旺盛な記者やジャーナリストがいなければ、未だに問題こそ残すものの、国家行政に関わる情報開示等は何一つとして為されることも無かったろう。と云う事は即ち、現下に於いて、良質性を追い求め続けるジャーナリストもまた皆無ではないとの結論にはなる。但し、良識ある彼等は少数派に陥っていると云う事実だけは、残念ながら上述した例が示している。

 ドイツ国やフランス国は国連の場に於いて、当初から、米国が押し進めるイラク国への開戦推進派と対峙し、少なくとも、フセイン率いるイラク国に軍隊を派遣する事はなかったが、シオニストユダヤ系大財閥資本家群が深く根を下ろした、即ち、米国とともにイラク国で戦争ゲームを楽しんだあのイギリスでさえ、当該戦争への踏み込みが正当性を帯びたものであったか否かの検証を、基より閉塞感に苛まれる英国民のガス抜きも在ろうが、イラク侵略後八年を経過した今、英国議会が率先して当該イラク戦争参加そのものの是非を巡る検証を推し進め、元首相のブレイアー等をも証人として喚問、近々に於いて英国議会としての結論を出すとしてもいる。慣習法を重んじ、あまつさえ条理にすら動く事の少ない此の英国でさえ、議会が率先して推し進めるアフガニスタンイラク戦争(加担)に関わる、英国軍の参加が是であったか否かの検証を始めたのである。腐っても鯛、英国の真骨頂を示す其れは一場面ではあるのだろう。

 其の一方で、我が国の議会を顧みれば、成文として記された憲法を持ちながら、敢えて蹂躙してまでイラク国に自衛隊を派遣すると云う愚行を犯したばかりか、米国に於いては、パウエル元国務長官は既に国民の前に平伏し、過ちに基づいた其れはイラク戦争への突入でもあった旨を告白し懺悔、あのシオニストの政治的前衛でもある前ブッシュ大統領ですら、其の末期に於いては、渋々ながらも戦争決断の非をすら認めたと云う事実が在りながら、何処の国の自衛隊派遣の事として議員達はソッポを向き続けているのが我が日本、議員も議員であればメディアもメディア、此の国の国権を司る指導者群は、誰一人として条理を推し進め得るものは現われず、基より、居なかったと云う事でしかない。基より、此れはほんの一事例だが、この様な不条理政治経済に対する、所謂、検証どころか反省すらも出来ぬ自民党政権に嫌気を起こした積み重ねの結果が、昨夏に於ける衆院選挙での民主党に拠る逆転劇なのではあったろう。

 直ぐに忘れる性格を持つ国民、と言いたいところだが、実は、我ら道々の民に常態として現われる、忘れっぽい、或いは、飽きっぽい性格が民族性格に遍く潜在するからではなく、その様に仕向けている、或いは、誘導されている社会環境を、無意識裡に受け容れ続けた事に其れは起因しているのである。基より、其の責めは、我ら一人ひとりの道々の民が須らく負わなければならないのは云う迄もないが、此れを直すには、熱し易く冷め易いと云う、所謂、同祖同血に在る朝鮮民族もまた同じ様に抱える気短な性格を、道々の民の一人ひとりが自覚する事から始めなければならずのもの、感情の制御に至らしめる努力と訓練が肝要ともなるのである。忘れっぽい、或いは、飽きっぽい性格などとんでもない誤解であって、其の実体は、執拗で粘着質にも在る民族性格とでも云うべきもの、権力者群にとっては、此の方が余計に御し難いのである。

 斯かる民族性格を熟知した権力者群が、道々の民に向かって御すべくに策した行為が何かと云えば、取りも直さずに情報の操作がそれ、近代史に於けるメディアを利した世論操作が、此処に云う、日本民族をして忘れっぽい、或いは、飽きっぽい民族性格を持つと言わしめてもいる所以なのである。我ら道々の民に根ざす其の実体性格として、忘れっぽい、或いは、飽きっぽい性格が在るからではなく、一年中の毎日に発刊を見、或いはまた、一日24時間もの間情報発信を続けるテレビ等が、道々の民を総じて引き付けながら、言いっ放し見せっ放しで途切れさせ、投げ掛けた事案の大半は、議論も結論も得ずに終焉させて終っているからでもある。勿論、情報を不断に与えられる側にも在る我ら道々の民が、異なるメディアの発信内容を見付け、同様に発信された当該情報の顛末や仔細を比較検討すべく、嗅ぎ回るが如くに情報収集に走り、良質に基づく判断が下せればそれで済む事なのだが、大方の道々の民は、情報収集や分析等に携わったり、条理在る判断を下せるだけの時間的余裕など無き人々、与えられし侭の情報、或いは、消え去りし顛末の無説明の侭に、斯かる受け止めし記憶を薄くしていくだけでしかないのである。否、行かされるのである。即ち、道々の民を作為的に操作し得るのは、情報発信を生業とする斯かるマスメディアに因る作為不作為が最大値には在るもの、不条理に導かれる道々の民にとっては堪ったものではないのである。

 イラク国で、或いは、アフガニスタン国で未だに続けられている米国が惹起した戦争、今でこそイラクから自衛隊を撤収させ、パキスタン沖合いで為す米軍艦船等への無償給油活動は(民主党政権の手で)止めされられもしたが、あの日本を駄目にした藤原一族の末裔麻生太郎率いる自民党は、米国のブッシュも、また、英国のブレイアーですら為したイラク国戦争に対する懺悔の披瀝すら、日本民族の前には一切為さなかったし、在ろう事か、インド洋沖での給油活動を即刻再開せよ、とのアジを発するに及んでは何をか謂わん哉、メディアに因る当該合否姿勢の示し無し、情報発信無しの姿勢が、道々の民をして忘れっぽい、或いは、飽きっぽいと言わせしめるとすれば筋違いのもの、総じてのメディアが給油再開のアジを黙過していると云う事にもなるのである。即ち、不作為に因る其れは紛う事なき共同の作為なのである。

 究極的不条理行為が、戦争そのものに根差す事すら隠し立てするNHKを一とするマスメディア、イラクアフガニスタンに於ける数多の悲劇、或いは、ベトナムや、広島、長崎に於ける悪魔の爪跡、更には、今も見受けられる化学爆弾や化学兵器に因る後遺症を間近に見てすら、道々の民の目から遠避けを策するマスメディア群、いやっ、そうではない、「世界ドキュメンタリー」等々の番組制作で条理を顕わし、また、オンデマンド等で何時でも視聴可能な選択肢も作り、道々の民に提供しているではないかとの反論も為され様が、映像に流すべき時間帯(略深夜)を考慮すれば、或いは、自発的啓蒙活動を推し進め得ない子供達の存在を以ってすれば、斯かる反論は受け容れられるものではない。一時間番組が、よしんば、半分づつの二日間番組になったとしても、或いは、三分の一づつの三日間番組になったにせよ、子供達も視聴出来る時間帯にこそ移行すべきもの、藤原一族司法宮を慮り政権批判に費やす時間があれば、斯かる番組をこそ、近い将来に於いて、悲劇の真っ只中に置かれる可能性の高い子や孫達に提供すべきなのである。定年を向かえ、暇と身体を持て余すジジババに的を絞った番組の時間配分など、公共放送を冠に被るNHKには無用なのである。

 話しは脱線したが、他力本願の事大主義を其の侭に表わすしか能の無い日本のマスメディア、あの日本を駄目にした藤原一族の末裔にとっては核兵器にも勝る強大なる武器の一つ、基より、道々の民を愚民化させる今は源とすらなっているのである。