日本の歴史は日本人が創る

ヤマト民族日本人に“我れ蘇り”を希う

☆米国支配者の深謀遠慮

 実現しようとする政策ベクトルの善し悪しは扨て措いても、米国民皆保険と云う医療保険制度改革法の成立を見ながら、実施(若しくは骨抜き法とする)期日を巡り民間保険事業者が抱き込む共和党との間に対立図式が永らく続き、下院では少数派となる民主党率いるオバマ大統領が孤軍奮闘、何故に今その重い腰を上げ、理性在る条理を声高に訴え始めたのか、或いは、アメリカ合衆国そのものが、徐々にではあっても変化を遂げようとしているのかは、更なる時間経過を見なければ即断出来る由も無いが、確かに、国家そのものが変わりつつあると云う事例を挙げるとすれば、意に叶わずを前提にした感情優先から成る判断に、決して多くも無い理性的抑圧心が弾き飛ばされれば、忽ちにして拳銃を抜き、叛意者に向かって滅多矢鱈に発砲、捕える事さえ無駄として、事の成り行き次第に因っては、叛意者の息の根を止めて得意然とすると云う、所謂、理不尽極まりない独善にどっぷりと浸かった七十歳にもなろうとする軍事大国の米国が、第二次オバマ政権をして漸く、若干ではあっても、独善塗れの肥溜めから這い上がって抜け出そうとし、滅多矢鱈の発砲を待ち望む、群集心理の不条理抑制に動き始めたのかは、基より憶測から成るのだが、W.Houseの実体的<主>であるシオニストユダヤ系大財閥資本家群の飽くなき強欲さに、呆れ果て、遂には切れたのではないかとも見える、オバマ大統領自身が抱いていた政治条理への転換に、とうとう踏み切ったとも受け取れるのである。

 如何に形式的なもので在ったとは言え、戦中から戦後に掛けての米国の執政権を、其の血塗られし手で確かに掌握していたユダヤアメリカ人のトルーマンや、凶弾に斃れしJ.F.Kの大統領職を、労せずして引き継いだジョンソン、或いは、ユダヤアメリカ人キッシンジャー大統領補佐官の実体的下僕に成り下がっていた事を確認せし後は、W.House不信と疑心暗鬼に陥っただけのニクソンや、西部開拓史を主とする映像を思い浮かべては懐かしむレーガン、並びに、シオニストユダヤ系大財閥資本家群配下の傀儡子役にともに徹した、単純明快で切れ易い大統領を演じたブッシュ父子に至る、第二次世界大戦後の歴代米国大統領の様に、何事に依らず、唯我独尊の自己陶酔型政治力を一様に貫き通した挙句の果てには、排他的社会正義の顕現を翳しては迷う事無しに推し進めた、資源を有する有色人種国家群に対する有無を言わさずに為す軍事力行使を以って為す略奪行為と、大量虐殺や大量破壊の圧し進め、今ようやくにして、アメリカ合衆国が主導、或いは、先導し牽引し続けて来た、上記、国際社会に撒き散らした幾重にもかさなる不条理の侵略戦争史が、オバマ大統領の手で初めて、其の発生をゼロに抑える合衆国大統領史として記録、世界史にも銘記される可能性が出て来た事は慶賀至極、人類史として眺めれば、僅か五年足らずの期間ではあるが、古えに比較すれば、錯覚としてではあっても、極速に通り過ぎる其れは現代社会の時空間の中でのもの、稀有としか言い様の無き条理在る事象と言えるもので、アメリカ合衆国には決して途絶える事の無かった、其れこそが、作為されし戦争と云う名の不条理史に、バラク オバマ大統領の手で初めて、現実的に終止符が打たれるかどうかが期待されるもの、余す所の任期三年有余は、傀儡子看做しの存在から脱却、被暗殺大統領の一人になる事を覚悟してでも、理性在る条理に基づく執政と其の決断だけは欠かせずのもの、就任当初に於いて合衆国民の多くから待ち望まれた期待、即ち、”Yes We can!”に込められた、諸々の条理在る政策を推し進める為に執る社会正義の顕現は、悉くにして発露されるかには掛かるもの、約五年間にも亘って非侵略戦争が阻止出来てもいれば、残る三年有余もまたクリアーは可能となるとの期待は高まるもの、基より、其の山場は2014年の末にも遣って来ようが、リンカーンケネディーが通った棘の道を覚悟さえすれば、また、ロシア連邦プーチン大統領との交誼を今以上に結ぶ勇気を持つ事で、不条理一掃の叡智を借りる事も可能となれば、新境地を開きたいと決意する条理在るオバマ大統領にとって、棘の道を無事通り過ぎることも左程にして難しい事ではないと云う事にもなる。

 米国上下両院の与野党対立が本で、此の十月から始まる新年度(2014年度)の国家(暫定)予算が不成立に終わり、早速にして様々な政府系分野の活動を停止させ、もちろん公職の執行をもストップさせ、公的職員は出勤に及ばすと云う事態をも招いているが、不思議な事に、怒るオバマ大統領は別として、両院を構成する総勢535名(上院100、下院435)の議員を含む一千万人の米国選良民と、その他大勢の三億人米国民との間には、予算不成立に関わる、自らの頭上にも降り掛かろうとしている大量の火の粉と云う、言わば、危機意識や認識に対する温度差は相当に在ると観て取れるもの、況してや、三億人の側にオバマ大統領を含めれば、其の対立図式は極めて深刻な状況にもなるもので、米国民以外の人間にも斯かる対立場面が容易に理解される、其れこそアメリカ合衆国が、”民主自由資本主義”国家社会の元祖と在る事を、七十年間にも亘って自画自賛し続けた中での結果的酷さの実態とでも言うべきもの、まさしく、「飼い主一千万人 VS 家畜人間的奴隷三億人」なる対立図式を、現代アメリカ合衆国を演ずる上下両院議会は、国際社会の目の前で、其れも恥じ入る事無く斯かる形骸化した為政を現わし、臆することなく演じ続けてもいるのである。

 予算編成がストップするのを見計っていたかの様に、NYでの国連演説を前に米国政府を訪れたイスラエル国のネタニヤフ首相、オバマ大統領に対し、イラン国に因る時間稼ぎの「核開発隠し」戦術にはうかうかと乗ってはならないと諭したばかりか、地中海に展開する米軍の士気を、米国議会の対峙に因って、あまつさえ、大統領の強情さに因って政局にまで発展させた、結果としての報酬遅延に因る低下貶めとしてもならないとの、言わば、諫言付与にまで至ったとは何をか言わんやだが、そもそもが、アメリカ合衆国の実体的統治者は、JFK亡き後は、我がイスラエル国にこそ在りと宣言し直した様なもの、オバマ大統領の自尊心は瞬間的にではあっても寸断され、紛うこと無くショック状態に措かれたであろうし、ジョンブル心を持ち込んで月日の経つアングロサクソン系米国人が受けた不快感と同様、即ち、三世紀に亘ってようやく北米の地に根付き始め開花し様としている愛国心を、痛く傷付けられた事ではあるのだろう。

 即ち、イラン国との和平外交への転換に釘を刺され、あまつさえ、シリア国への強硬姿勢、其の出鼻をへし折った観も在るオバマ大統領の弱腰外交を間接的に批判、返す刀で、シオニストユダヤ系大財閥資本家群傘下の保険業界が不要と力説し続けた件の、「医療保険改革法」の実現実行の到来を見ぬ侭に為す、停止並びに廃止へと向けた共和党の主張に耳を傾けぬオバマを此処てせも間接的に批判、原状の白紙に戻す方が賢明ではなかろうかとサジェスト、当該法施行の実体的骨抜きを強要するに至っては、心胆寒からしめて余り在るもの、主客転倒の在り得る二国間政治態様ではないのである。

 とは言え、アメリカ合衆国を実体的に取り仕切るのは、紛うこと無くシオニストユダヤ系大財閥資本家群に括られる支配者一群、但し、そうでは在っても、其の中の選りすぐられし一部選良民の指し示す政治的ベクトルが、米国を核とする政治経済の動きを決するだけ、誰が其の一人であるのかは特定出来る由も無いが、暗闇の奥深くに司令塔を構え威厳を以って指示に及ぶ様な、映像の世界に遊ぶかの如き全く見覚えの無い人物などでは決して非ずのもの、上下両院議員535名をして、また、オンリーワンの大統領をして為すべき事、為さざるべき事を指図、彼等を傀儡子として動かし得る人物群を辿って行けば、理論的には、シオニストユダヤ系黒幕の大物一群に何れ突き当たろうと云うもの、政界で陽の中らぬ場に一人ぽつねんと佇んでいる様にも見える人物であるかも知れず、或いは、ウォール街の金融業で主導的地位に就く、其れは名の知れた人物であるかも知れず、はたまた、フロリダ州、或いは、香港島辺りに一大金融拠点を構え、支配下に在る世界のタックスヘイブン地に目を遣り、出先国機関からの大量の情報を受け取り分析、暗号等で対策や行動を指示すると云う根っからの”働き人”かも知れないし、更には、国際的にも著名な、”篤志家”の仮面を被っている人物かも知れないのだが、一つ共通して見える事が在るとすれば、彼等は共産主義を源流とし其の醸成に因る派生的流れとでも云うべき、所謂、”キブツ/集団社会”をして、最も望ましい組織人間社会の原点として、彼等は捉えていると云う事ではある。

 貨幣経済、金融経済、資本経済等々を創り上げたのは、非選良民とは全く異なる彼等選良民の知性に拠る賜物であるとし、須らくの富は彼等一族群に帰属するもので、彼ら以外の家畜人間に因る富の分配に関わる差配は、知性無きことに因る災いのみ多く、畢竟、認められないとするもの、宛がい扶持と被支配を以ってのみの行動が許されるだけ、即ち、非選良の民でもあるその他大勢の彼等は家畜人間そのものなのである。

 日米「2+2会議」が東京で開かれた事で、アメリカ合衆国選良民の代表たるケリー国務長官ヘーゲル国防長官が、来日後真っ先に行った事が何かと言えば、靖国神社への参拝ではなく千鳥ヶ淵墓苑への米国公人としての参拝、なるほど、安倍晋三政権には、二点を圧して忠告を与えたと云う事の様である。一つは、靖国神社への首相参拝はシオニストユダヤ系大財閥資本家群としては認めませんよとの示唆、二つには、中国と韓国に対して配慮を示す事、くれぐれも中国との間には戦端を日本側から取ってはなりません、との二点が示唆された様だ。