日本の歴史は日本人が創る

ヤマト民族日本人に“我れ蘇り”を希う

☆居ても居なくとも影の薄い米国大統領職

 イスラーム国(ISIS/イスラムスンナ派カリフ主導組織)に対する、軍事力を用いた壊滅を本にする一斉攻撃を、いとも簡単に自己正当化しては実践に移行、イスラーム国未だ台頭の兆しも見せぬ当初に於いては、平和主義者の仮面を被って登壇したオバマ大統領ではあったが、ウクライナ問題を契機とする此の六ヶ月前には、最後まで装っていた偽善者部位の黒装束すら脱ぎ捨て、唯々WH内の<主>の指図に忠実なる、所謂、番犬並みの大統領に変貌、民主自由資本主義社会を牽引する唱導国のアメリカ合衆国指導者として、登壇時とは全く別人格を表わして終うのではあるが、換言すれば、漸く、シオニストユダヤ系大財閥資本家群が待ち望む、所謂、傀儡子大統領への変貌を遂げて呉れた、連邦行政府最高指揮官の様にも見えるのである。

 W.Houseに入城せし後に、唯一の懸念がオバマ大統領に因って抱かれていたとすれば、其れは、パキスタン国のど真ん中に隠れていた、米国にとっての「9.11事件の首謀者」とされるウサマ ビン ラーディンに対するものであって、首謀者と看做す彼を追い詰め、遂には、2011.5月に、米軍特殊部隊を投入、生存せし侭の捕獲では無く、殺害を敢えて選択して実行する、所謂、当該殺戮に至る、此れまた特殊部隊に因るTV実況中継の模様を、オバマ大統領以下の、軍事、安全保障問題担当閣僚等が、熱心に、其れも、今や遅しとして固唾を呑み食い入る様にしては見詰め、殺害後には総じての閣僚等が歓喜の表情を示すと云う、何ともおぞましくもある、人間の本性を表わし示すかの様な光景を見せ付けていた場面を思い起こすのだが、斯かる、ビン ラーディンの殺戮から海洋投棄に因る水葬の選択に至るまで、米国なりの正当性を示す選択事由が在ったとは云え、まさか、自らが、ブッシュ政権が残したビン ラーディン暗殺の、不条理なる執行者になろうとは思いも掛けなかった事であろうし、且つ、現状の国際社会が、米国の作りし”無法地帯”の真っ只中に措かれているとは言え、自らが其の米国をして、国際社会を不条理に動かす総合責任者の地位に就こうとは露たりとも思わなかった、と云う事ではあるのだろう。

 第44代大統領就任後、二期七年目を向かえ様としている今になって振り返れば、自らが企図した、或いは、思い描いた、アメリカ合衆国に関わる、有るべき国家社会像等のW.Hへの持ち込みは、主や議会から、悉くに、非現実的政策として排除され、貯めに貯め、仕舞って置いた数多くの政治経済的政策のアイディアは、青二才がモノする非現実的イデーにしか過ぎないとして蹴散らされ、挙句の果てには、前政権に因る曰く付き政策の執行継続や、中でも特にオバマ大統領が最も忌み嫌った、法を超越した不条理活動の実践や、新たな不条理抗争の決断に至る、所謂、何から何までが自らの裁量権外に措かれている曰く付き政策に対する反発や反抗は、我が命をして危険に曝す事になることを、ベッドの中ですら耳にする近況が在り、起きている時間の殆どは、<主>の命には抗し得なくなっている己が在る事に、愕然とするどころか、平然として下命を執行する、其れこそが現状の己で在った事に驚きすら覚えているので在ろう。

 W.H入城時にも、確かに痩せ細っていたオバマ大統領の体躯は、七年目を向かえ様としている今、更に痩せ細って見えるのは、偏に、健康維持の賜物とでも云うので在ろうが、難癖を吐けば、己が持ち込みし国家理念を本にする数多の政策に関し、其の殆どが議会での審議に諮られる以前に、<主>の意向で潰され、若しくは撤回させられ、骨子そのものが修正させられて、原案とは全く懸け離れた法案内容に措かれると云う、屈辱をすら万度に於いて味わわされ、斯かる了承のみが、己の生命在る現状に繋がると云う、何とも理不尽なる大統領職に在るかを確認させられている現状に、居た堪れずにいる自分もまた居る事に気付かされる毎日とはなるのだが、同時に、リンカーンやJ.F.ケネディーが在りし日に通った、己が確立すると信ずる国家理念を開示し、堅固にする道の選択が未だ出来兼ねている自分に、苛立つ己が居る事もまた、其の表情から、窺い知れる場面すら少なくは無く在るのである。

 指揮官オバマ大統領の密命を帯びた米軍(特殊部隊)が、総力挙げて為す<ウサマ ビン ラーディン>暗殺計画、所謂、三年前に決行されたパキスタン国に於ける、米軍特殊部隊を駆って為す暗殺計画と其の完遂は、ビン ラーディンの家族には危害を加えず、本人のみを始末殺害すると云う成功譚に終わったと云う事にはなっているが、疑問の残る事象である事に変わりは無く、即ち、何時の世にも浮上する、所謂、暗殺された骸が、”本人”のモノで間違いないとする確認が取れる手段は、遠くから眺める我等その他大勢の外野席に陣取る連中には無い訳で、極論を吐けば、パキスタン国に対する事前通告無き軍事作戦と其の決行であったとの情報も、また、ビン ラーディンの暗殺自体も、家族を逃したとされる其の家族の存在自体も、須らくが「作られしモノ」で無いとは言えず、勿論、司法解剖の執り行いも、海洋を借りて為す水葬もまた紛い物であるとの疑いは消えず、アメリカ合衆国シオニストユダヤ帝国)に対して、最大限に協力したウサマ ビン ラーディンは、基より、シオニストたる選良ユダヤ民族の功労者たる人物であれば、整形を施しての今頃は、手厚い保護監視下に措かれ、第三の歴史無き人生を家族とともに歩み、アジアの一地域で営んで居ないとも限らないとの見方が、事実は小説より奇なりとして、成立している含みすら否定し得ずに遺して在るのである。

 「喉元過ぎれば熱さ忘れる」なる俗諺は、一方に於いては、シオニストユダヤ系大財閥資本家群率いるアメリカ合衆国の軍事行動にこそ当て嵌められて然るべきもの、第二次世界大戦をこそ非人道的手段を用いて、遂には勝利の冠をこそ手にしたアメリカ合衆国だが、爾来、米国自身が主導しては惹起せしめた、所謂、悪魔の兵器無き須らくの戦争事案(朝鮮戦争、ビッグス湾事件、ベトナム戦争グレナダ侵攻、パナマ侵攻、湾岸戦争ソマリア派兵、ユーゴ内戦介入、イラク侵攻、アフガン侵攻、イラク戦争ウクライナ国介入、並びに、シリア侵攻等々)では、異民族群をして大量に殺戮しては民族浄化も成し遂げ、社会インフラを大規模に破壊しては多くの民を死の狭間へと追い遣り、異民族群が静謐裡に為し続けて来た社会生活をして悉くに破壊し続けて来たのが戦後の米国であり、不条理を以って歩んだ歴史行程そのもの、国際社会をして理性在る条理に率い、野蛮にも有り貧しくも有る多くの異民族群をしては救い上げ、また、静謐に且つ豊かに生きる術を授け、条理に導いたアメリカ合衆国で在るとは、一つとして耳にした事の無い此の69年間、基より、不条理の現わしのみがアメリカ合衆国の性と迄は言い切れないのも事実だが、総じての不条理にする”動”が、条理にする”静”をして上回れば、指弾され断罪されても致し方無きもの、また、アメリカ合衆国に因る、其れ程の良質にする歴史的評価好材料は、蓋し、見付け難くなっているのである。

 其の米国をして、己の<主>と仰ぎ奉る漢民族中国、中でも特に実権を握る上海政治集団(頭領:元国家主席江沢民)の指示で、今、清の時代である十八世紀に漢民族中国に併合され、爾来、独立を叫び続け、且つ、実力行使に及んでいる新疆ウィグル自治区の民族、約二千万人に対する、暗殺を伴う不条理にする弾圧は苛酷さを増すばかりで見るも無残、聞くも無残そのもので在れば、オバマ大統領が決断すべきは、イスラーム国に対する、自国軍需産業支援の空爆等ではなく、新疆ウィグル族の救済に向けなければならない筈、基より、オバマ大統領の<主>であるシオニストユダヤ系大財閥資本家群が、僕として抱える従順なる使徒、其れが漢民族中国であれば成し得る由は無きもの、当たり前の成り行きではあるが、漢民族中国が、不条理をして常に露わにすると云う点で、米国と全きに相似するのも致し方無い所ではあるのだろう。親の背中を見て子は育つ、共産党一党独裁政治集団が生まれた時から目の前にいたのはシオニストユダヤ系大財閥資本家群、親の背中はユダヤ帝国では在ったのである。

 漢民族中国の王毅外相は国連で演説、日本国批判をミタビにしてものした様だが、此れまた何時ものプロパガンダであり難癖の付けと云うもので、彼等”億万長者”とでも云うべき共産党幹部に課せられた「一日一善」ならぬ「一日一度の日本叩き」、任務として遣らなければ、共産党幹部の追放のみならず、”億万長者”として何時の間にやらシオニストユダヤ系大財閥資本家群傘下の国際金融群へと蓄財させられた貯えは、忽ちにして暴露され、没収!の憂き目に遭うのだろう。即ち、薄煕来(共産党元中央政治局委員)の、邦貨換算七千億円とも八千億円とも言われる不正蓄財の暴露と摘発に始まり、周永康共産党元中央政治局常務委員)に至っては、邦貨換算一兆五千億円と云う、眉唾モノと言いたくなる様な途轍もない金額の不正蓄財暴露と摘発を第二弾とする汚職の摘発は、未だ始まったばかり、其の一員に追い込まれない為にも、役務に対する忠実さ、即ち、外相であれば常に日本叩きが必要とされ、江沢民の目に適う事を条件としなければならずのもの、一度でも条件を違えれば、不正蓄財の没収どころか、悪党の役所を付された上での市中引き回しと追放の石打ちは概して不可避、米国やカナダですら受け入れ不能の亡命劇となり、即ち、自国二審制の裁判劇で敗訴、力が在れば出て来る事も在り得るが、其の殆どは世に埋もれた侭黄泉の国へと向かわせられるのである。

 また、其の様な漢民族中国が、米軍に因る、イスラーム国軍に対するシリア領空域内での空爆を批判して見せたが、出来芝居にしては奇異、即ち、条件次第ではシリア国内での空爆を受け入れるとしたロシア連邦とは、明確に一線を画するもの、即ち、習近平政権は、まだまだ不条理芝居が下手であるとの証左にはなるのである。