日本の歴史は日本人が創る

ヤマト民族日本人に“我れ蘇り”を希う

☆制御不能に陥った政権政党。 其の八

 「傀儡政権」と言う言葉を事実上の認識在る言葉として知ったのは、ベトナム戦争(1955〜1975年)真っ只中に在った、若干二十歳(1967年)の血気盛んなる齢の頃では在ったろう。基より、アメリカ合衆国が二十世紀に於いて犯した三大悪の一つたる朝鮮戦争では、実態的に敗北を喫した米国(側)ともなるのだが、凝りもせずの不条理を以って暴れ捲る場所をして、今度は、三大悪の三つ目たるインドシナ半島(南北ベトナム国)に移し替え、南ベトナム政権に傀儡政権(グエン バン チュー将軍)を樹立、北ベトナム側(ソビエト社会主義連邦が支援)と全面的に対峙し、戦争を画策しては謀略を以って不条理に挑むと云う、結果は、朝鮮戦争に引き次ぐ惨憺たる有り様を残しては敗北を喫し、米国軍は尻尾を巻いて本国アメリカや、第二次世界大戦に於いて軍事的占領下に置いた、所謂、米国の為した三大悪の事始めとでも称すべき原爆の投下を、二度にも亘って実践、二十数万人もの日本国民の生命をして瞬時に奪い取り占領下に置いた其の日本国や、日本国の同祖同血たる、此れまた米国の被占領下に置かれし韓国へと、撤退させられる破目に陥ったのだが、斯かる時点に於いて漸く、認識下に措いた語彙が、米国政府が南ベトナムに開いた”傀儡政権”の言葉では在ったろう。基より、学生騒動真っ只中に在った、略ノンポリ状態に陥っていた当時の小生にとって、華々しくも在ったであろう日本の政治(政権)を担っていた首相佐藤栄作が、まさに此処に云う所の、米国をして実体的に支配し差配すらしていた、シオニストユダヤ系大財閥資本家群の、覚え目出度き<傀儡政権>そのものでも在ったとは、露ぞ知ることも無かったのである。ノーベル賞(平和)を受賞した元首相が、アメリカ合衆国を信奉する人物では在っても、本物の傀儡為政を担っていた国家最高権力者で在ったとは、沖縄県の施政権返還後暫く経ち、返還にまで至る内情が漏れ伝わって来る迄は、確として解る事も無かったのである。

 戦後日本の政治経済並びに行財政が、紛う事無く米国型流儀に因るシステム採用を中心にして回り、且つ、動き続け、強いて云えば、米国の意向抜きには何事も進まず、また、出来ずにも在ったのを、明確に教えて呉れ、且つ、認識させても呉れたのは紛う事無く、政治的資質等全く無き為に、一度目をして完璧に失敗、泣きべそを掻いては退散し乍ら、嘘と方便を徹底的に学んだ五年後には、裏権力者群に因る姦策が奏功、民主党野田政権の政治的失態にも助けられると云う運も手伝い、新たな偽善者の仮面を被り直し、再びにして宰相の玉座に就き、行政府の長に舞い戻った二期目の安倍晋三政権、其の時に於いて、不条理宰相の確証をこそ抱く事にはなるもの、基より、ロッキード疑獄事件では、何故か、司法権追及の手を免れた件の、風見鶏為政者とまで囃され続けた中曽根康弘政権時に於いて、親米に動く其の余りの奇妙さに、不審をこそ感付きもしたが、最終的には、2012年に於ける、国民総意の判断として下された民主党政権の放逐、即ち、小澤一郎/鳩山由紀夫両氏に対する追放劇と、安倍晋三の国権玉座への返り咲きを以って、確信に近いものを抱いたもの、だが、紛う事無く、日本国家そのものが、米国の支配者たるシオニストユダヤ系大財閥資本家群の統制下に在る事を確信したのは、まさしく、政権二期目にして漸く、アメリカ合衆国大統領ラク オバマ氏より、公式に米国に招請されてお目通りが叶うとの名目的政治劇の裏で、シオニストユダヤ系大財閥資本家群の枢要なる支配者層に謁見が叶うと言う、言わば、故岸信介も故佐藤栄作も叶わず、基より、中曽根康弘さえ叶わなかった、米国をして尊崇し隷属する傀儡子為政者にとっては、”神”であり、若しくは、雲の上の存在たる崇高なる人物群に、戦前戦後を通じて初となる、日本国家宰相たる安倍晋三自民党総裁)のみがお目通りに叶ったので在ろう。其の、米国より帰国せし暁には既に、傀儡政権の自覚を深めた安倍晋三でも在ったと云う事ではあるのだろう。

 自由民主党岸信介政権、佐藤政権と続き、現在の安倍晋三政権へと続く、所謂、米国側に因る傀儡為政に措く日本政府をして御する人材選択は略間違いでこそ無かったのだろうが、其れは飽く迄も、被支配者たる国民が日本民族と言う、大人しく従順で、大勢にこそ従うと云う、言わば、特異なる存在の民族であったが故に為し得た業(統治行為)と言うもので、他の民族群には適用し得ずの態では在るもの、基より、其の支配者たる米国自体が、第二次世界大戦に於ける日本に対する勝利をして自らの条理在る力と勘違い、他の異民族群に対する統治能力など欠片も持ち併せていなかったにも拘らず、魔の兵器たる二種類の原爆投下で隷属下に置き得た日本で在ったと誤認、朝鮮半島インドシナ半島もともに難無く制圧は適うと錯覚し断定、夫々、米国のに因って作為される<朝鮮戦争>と<ベトナム戦争>が惹き起こされ、朝鮮戦争では260万人を、ベトナム戦争では300万人を喪うと言う、尋常ならざる数の犠牲者を出しては、遂に、朝鮮半島から、或いは、インドシナ半島から尻尾を巻いては退散した不条理の作為者たるアメリカ合衆国、懲りて北米大陸に引き籠るどころか、懲りずに、今また、最終章と為すべくのロシア連邦平定に向けて動きをこそ加速化させてもいる米国、と云う事にもなるのだが、日本国にとって幸か不幸かは未だ判明外に措くのは、精神疾患著しい大統領D.トランプの登場に因る、米国戦略の見え難さへの移行では在ったのだろう。勿論、日本国にとって、隷属下に措かれ、且つ、脅迫下に措かれ続ける現在、対米政治経済手法こそ変わるものでは無いが、先が全く見通し得ないと云う点に於いて、D.トランプ政権の存在は、また異なった意味で更なる不透明下に措くもの、とはなるので在る。

 基より、D.トランプ政権の誕生は、日本の総理大臣である安倍晋三の政治的実体、即ち、米国の傀儡政権を曝け出すには十二分に過ぎるものでは在ったろう。勿論、森友問題や加計学園問題、或いは、忌むべき刑法犯の解放と見逃し問題等々、傀儡子宰相安倍晋三に纏わる数多の不祥事(疑惑)が無かりせばと言う事であり、左すれば、真面目一辺倒の、何も無く、唯々軽いだけの、二世議員為政者と勘違いされた侭に月日は流れていたろうし、此れ程の傀儡に措く反日の民としての疑惑もまた起きずの侭に捨て措かれた事では在ったろうが、上述せし問題に見られる、所謂、一期目の覚束ない執政振りとは異なり、気の利いたセリフを翳しては為す、何とはなくメリハリの利いた数々の政策発表までは良かったのだが、裏で隠れては為し始めた上記不条理事案との、大きなギャップの現出も去る事乍ら、事案追及に対する白の切り方と云い、虚言の用い方や並べ方と言い、極めて姑息にも過ぎ乍ら用意周到、且つ、小者に過ぎる言い回しの連続は、人格あるべき政治家安倍晋三を全くと言って良い程に感じさせずに措くもので、腹話術師抜きの操り人形然とした顔を持つ物体の口パクの言に聞き入る様なもの、まともに聞き取れるものでは無いのである。

 米国の、それも、実質的支配者であり差配者でもある、シオニストユダヤ系大財閥資本家群の決断と差配で、日本民族をしてモルモット替わりとする人類初の原爆投下を実践、瞬時にして、広島県では十数万人をして炭化殺戮、長崎県では七万有余の人々をして炭化殺戮せしめた米国を支配せし彼等、今、其の彼等をして<主>と仰ぎ奉るのみならず、日本民族をして忌み嫌う安倍晋三をして、46%にも上る国民と自民党員100%の顔が、如何なる顔をして、勿論、頭の中身もだが、安倍晋三をして熱烈に支持しているのか、見たいものである。勿論、いつも見てはいるのだが、、、。