日本の歴史は日本人が創る

ヤマト民族日本人に“我れ蘇り”を希う

☆いよいよ此の火曜日に迫った米国中間選挙、不条理の行方は。

 今年(戌年)最後となる(臨時)国会が開かれ、真っ先に、森友問題/加計学園疑獄問題の追及が為され、其の間に、辺野古沖米軍基地建設再開を巡る問題やら、首都圏における米軍ミサイル防衛施設部隊新設のお披露目式やら、新移民政策たる「入管法改定特例法案」なる審議の予算委員会等をして、順次審議する臨時国会にもなるのだろうと見ていたのだが、どうした事か、森友問題/加計学園疑獄問題等に付いての追及審議は全く無く、勿論、当該事案の名称こそ出はしたが、審議される気配は全く見せず、況してや、来月末にも発効される見通しとなった<TPP11>や、米国との間の<TAG>なる胡散臭い法案に関わる、日米政府間経済協定の仔細等、何等説明なしに措く国会の進め方は、極めて独善的であり粗雑に過ぎるもので、如何に安倍晋三政権が、国会をして軽視しては無視、単なる、政府閣僚間取り決め事項の<国会/立法府は>追認機関では在ると、異邦人傀儡子宰相たる安倍晋三以下の自民党員が、侮辱し動いていかが見え見えのもの、左すれば、其れこそが議会制民主主義の濫用であり、終焉にも至ろうと言うもの、認められるものではなく、受け容れられない傍若無人ぶりでは在る。

 野党全体に、社会正義顕現に対する力が、全くと迄は言わないが欠けて来ているが故に、上述せし疑獄追及が等閑にされているからでは無く、倒閣に繋がる上記疑獄追及を遣らせない為に、謂わば、マグマ溜まりに溜まった感のある国民の、上記疑獄事件に対する不平不満のガス抜きを為すべく、要らぬ雑魚たる(失礼!)片山さつき特命大臣をして捨て駒に任命、些末な事件と迄は言わぬが、敢えて、出身母体たる大蔵省に関わる不祥事のリークをして野党陣営に流し、東大卒エリート官僚出自を鼻にかける同女史をしてスケープゴートに据え、学園疑獄事件からの目の逸らしを図った可能性が無い毛ではない。基より、安倍晋三政権の背後に控え、実体的に日本の国家権力をして支配し差配すらする、件の、<B&A群>がシナリオを認めてもいれば。此れに勝る逃げの為の撒き菱は無きもの、基より、雑魚を追及して大悪を逃がす様なもの、在って良かろう話では無い。

 主力メディアの中には、米国社会のみならず(勿論日本も含め)、欧州も南米諸国もともに右傾化が進行、社会秩序が甚だしく乱れつつあり、形骸的にせよ今迄に培ってきた民主主義なるものが、音を立てて崩れ掛けようとしているかにも見えると説き、民主主義終焉の其れは兆しでもあると舌鋒説くメディア人士も、米国のみならず日本社会に於いても、少なからずに台頭し始めて来ている。言うなれば、質の悪い、其れこそが独善的であり偽善的でもあり、勿論、他者の云う事を頭っから否定し、先ず聞く耳をこそ持っていない、知的に貧しい国権保持者が数多く輩出、即ち、その様な低レベルに措く国家権力者をして多くを選ぶ、日米並びに欧州や南米諸国等は社会環境が劣化し始めている証拠であると云い、言わば、夫々の国民自身の社会的資質が酷く劣化傾向を示していると断定さえして見せるのである。

 劣化何ぞでは無く、元々がその程度の未洗練の社会状況下に国際社会の民は置かれしもの、斯かる状況下の中で起きている潮流(風潮)は通常のものであり特殊なものではなく、取り立てて心配する必要は無いと云って終えば其れで済むもの、即ち、ブラジル国にせよ我が日本国にせよ、イタリア国にせよドイツ国にせよ、米国社会ほどに酷い社会では全く無く、其れこそ、選挙戦を通じて、即ち、国民感情次第に因っては、右にも行けば左にも行くもの、即ち、米国を除き、他の社会は何時の世も国民感情(世相)が反映される仕組となっている国家であって、二十世紀に見られた様な、戦争大好き人間が集う様な、言わば、異様にする出来の悪い不良分子が次から次へと跋扈して来る様な、おぞましい社会体制では無いのである。勿論、米国だけは当該論理には当て嵌まらずの国家となるのだが、此処でもまた、其のおぞましさを表し示す本性は、アメリカ合衆国統合以来延々と続く、選挙制度の仕組みが為さしめる態と云うもので、特に、大統領選挙に於いては言えるもの、当該、間接的選挙制度の仕組みをして廃止し、其れこそが「人頭数」を基にする直接選挙制度の仕組みに変えなければ、現下に現れ出でている様な、合衆国々民総数では三百万票の大差を付けられて負けていながら、各州に於ける勝者が選挙人の数須らくを手に入れ、其の合計をして競うと言う”奇妙で陳腐なる”仕組が在ればこそ起きるもの、基より、文化の違いと云って終えば其れ迄だが、単純且つ明確なる仕組で遣っていれば、あの様な、未だに(二年間にも亘って)物議を醸し出す、精神疾患著しい大統領は現れ出なかった筈、況してや、彼を真似する不良人士もまた出なかった筈で在る。基より、サウジアラビア領事館殺人事件すら起きる事も無かったろう。