日本の歴史は日本人が創る

ヤマト民族日本人に“我れ蘇り”を希う

☆イスラーム国に、<主>は存在するのか。

 一挙に、第三次世界大戦へと突き進むかにも見えた、トルコ軍に因る、シリア国政府に配備要請されシリア国内での任務途上にもあった、ロシア軍戦闘爆撃機に対する迎撃用ミサイルに因る作為を以って為す撃墜事件、ロシア連邦を主導するプーチン大統領の素早い機転で、兎にも角にも、トルコ国に対する軍事的反撃は(権利留保)抑えられ、徒にする戦争拡大を防ぎ得もした事は、今迄に無いロシア連邦に拠る我慢強さの証明、即ち、帝政ロシアソビエト連邦ロシア連邦へと続く、三体制に跨る中で現われしリーダーの中でも、現リーダーは頭抜けし存在に在る事を再確認させて余りあるもの、基より、トルコ側の言う、領空を護るパイロットに拠る、十回にも上る対露機警告にも応じず、トルコ国領空内へと向かい、(国際法を順守する中で)国土防衛の為に空対空ミサイルを発射したとされる言い分に関しても、素早い調査でロシア政府は応答、トルコ機から発射された空対空ミサイルに因る撃墜では無く、其れは、トルコ領土内から発射されたもので、地対空迎撃ミサイルに因る撃墜の可能性こそが極めて高い確率で認められるとの、ロシア政府主張にはなるもの、基より、領空侵犯はしておらず、更に、トルコ空域から出でよ!なる警告も一つとして無かったとの、生存せしロシア軍機パイロットの事実認識に従えば、分の悪さはトルコ国側に須らくがあると言っても過言では無かろう。

 今から32年前に起きた、ソビエト連邦極東領空内に迷い込んだ民間航空機(大韓航空)に対する、ソ連空軍に因る複数回の警告後に於ける空対空ミサイルの発射、並びに、其の撃墜と二百数十名の全員死亡と言う、其れこそが在ってもならない共産主義国ソ連邦に因る惨劇は、一例や二例に止まらずのもので、現ロシア連邦が引き継ぐ、旧ソビエト連邦時代に於いて作為されたであろう其れこそが理不尽で、且つ、見過ごせば回避さえ出来た不条理行為でもあったのだが、プーチン大統領の登場後は、疑念未だ冷めやらずに在る昨年の、ウクライナ国上空で撃墜され、三百名弱の乗客乗務員諸共に亡くなったマレーシア機撃墜事件が、未解決問題としては残るだけ、基より、ウクライナ国を巡る代理戦争の駆け引きに因り、ロシア連邦を貶める為の作為の可能性がより高ければ、此処でも一変、トルコ国側の作為あるロシア機撃墜と断定して紛い無きものとはなるのである。

 過去に在っては、共産主義思想とともにレーニントロツキーを送り込んでは帝政ロシア(国体)をして簒奪、崩壊に至らしめ、爾来、七十年にも及ぶ間、現状の漢民族中国と同様に、ソビエト社会主義共和国連邦を創らしめては、実体的奴隷国家群をつくり、財貨財宝を収奪、恣にした、米英に其の牙城を構えるシオニストユダヤ系大財閥資本家群、表向きには対立しているかの如くに見える、其れこそが在りし日の左翼陣営と右翼陣営なのだが、裏に回れば、マッチポンプの戦争劇(経済の一つ)をも作為し続けた彼等、其の両陣営のくつわを御する手綱の本を辿って行けば、何の事は無い、彼等シオニストユダヤ系大財閥資本家群へとたどり着く事か解かるのである。

 国際社会の大凡に在っては、二十世紀初頭より謀られし七十年の実体を見て行けば、沈滞した侭、中々にして浮揚せずの民族に止まり続けたシオニストユダヤ系大財閥資本家群ではあったが、欧州に於ける王侯貴族同士の戦いに彼等は間接的に参戦、勝利の可能性すら見い出せれば、勝者乃至敗者の何れにも戦争資金等の潤沢なる供給を敢行、勝者からは勿論のこと、当然の事として、敗者からさえ返済を受け、莫大なる資産の山を築いた事は言うまでも無いのである。

 基より、左右両翼陣営を以って対立下に在る事を、初めてにして演じさせ続けた1990年にまで至る70年有余の二大国際社会政治体制、勿論、遡及すれば、日露戦争にも強く影響を及ぼしている事が確認出来るのだが、其の後の第一次世界大戦の勃発や、パンを寄こせ運動から始まる帝政ロシアの崩壊と、共産主義社会国家の人為的植え付けに因る共産主義社会国家体制の創造は、奇しくも、其の須らくがシオニストユダヤ系大財閥資本家群に連なる、選民を自負する彼等流浪の民に因って築き上げられた、強大なる排他的組織である事は言う迄も無いのである。

 エジプト国は、国家として、ロシア機を撃ち落とす意図こそ無かったのかどうかは不明、基より、パイロットとして命に従わざるを得ぬ事は有り得るのだが、トルコ空軍のF16から発射された空対空ミサイルに因る撃墜と言うよりも、寧ろ、トルコ領土内から発射された地対空迎撃ミサイルに因る、SU24戦闘爆撃機の撃墜であると見た方が正解と言うもので、起こし易いミサイル発射に因る撃墜と言う事にはなろう。

 勿論、此処に来て、一段とロシア連邦批判に傾斜し始めたエルドアン大統領の、首をも傾げたくなる様な、舌鋒鋭い其のメディア向けパフォーマンスを見れば、悟られたくも無い何かを隠そうとしている事実が在る事は明らか、即ち、パフォーマンスを以って為す、感情高い其のパフォーマンス演説の裏側には、シリア国内に於いて、アサド政権に因って再三再四に亘って乞われ続けて配備された、件のロシア空軍による、内乱終息に向けての参戦(空爆)に因り、有るまい事か空爆地の中から、反政府軍(若しくはイスラーム国)ならぬ米国政府諜報機関CIAが、奇妙にも突如として現われ、ロシア軍に対して爆撃の停止を即時要請すると言う、前代未聞の不祥事を晒した米国が在り、即ち、其処には、シリア国内戦には参加などしておらず、考えた事すら無いとして完全否定していたアメリカ合衆国が、反政府軍を操る存在として実戦参加している事が判明、基より、オバマ大統領自身は全く知らなかったとの事の様だが、斯かる完全否定を覆す正当なる理由などオバマ政権には有る由も無ければ、米国政府、並びに、米国政府機関であるCIAがともに、シリア国内には関与せずとの、言わば、虚偽の事実を、隠蔽し続けて来たと言う事にはなるもの、もちろん、CIAにとってみれば尋常ならざる被害を受けての已む無き”白旗の掲げ”であり、オバマ政権にとってみれば、米国裏政権に因る勝手なる振る舞いとは見るもの、基より、自らの傀儡性が暴露されただけでしか無く、残る任期も余すところ僅かともなれば、実権無き現状をして恥とすら考える事もまた無くなったオバマ大統領、暫くは、裏政権の為すが侭に操られる事を良しとするだけでは在ろう。

 ロシア機を撃墜したと言う事で、トルコ軍がロシア政府に拠る批判の正面に立ち、米国の作為性を只管に隠すと言う形で恩を売れば、NATO軍加盟を果たしながら、民族と宗教の相違に因って、未だEU加盟には同意を得られていないトルコ国が、米国の後押し約束を受け、EU加盟が叶うのではないかとの、深謀遠慮が働いた訳でも無かろうが、其れ以前に、ロシア連邦大統領ウラジミール プーチンを侮る事は、畢竟、不能で在って意味は無く、且つ、トルコ国にとって不条理にのみ流れるもの、エルドアン大統領に因る二十度目の対露抗争乃至対露戦争の仕掛けは、無謀であり、且つ、自国トルコ国家国民をして、選民たる異民族の足許へと、終には貶める事ともなるのである。

 何と無く、第三次世界大戦勃発のキナ臭さすら感じ取れる中東域や北アフリカ領域での、即ち、有色人種群が数多に住まう領域での、内紛や内乱の勃発、基より、シリア国の様に、政府軍対反政府軍と云う対立構図の中に、突如、割って入るかの如くに現れたイスラーム国の存在は実に奇異にさえ映るもの、勿論、イラク国北西部に台頭し、シリア国へと其の勢力を伸ばしたとされ、建国後数年にもなるイスラーム国(スンナ派イスラム原理主義)と云うテロル集団は、未だに理解外にも在る組織でも有るのだが、一つのパズルを当て嵌めて見れば、納得とまでは行かないが理解はより深まるもの、即ち、彼等は、有色人種群に対する、民族浄化の抹殺に駆り立てられたテロル集団でしか無いとの指摘が其れで、正犯は彼等イスラーム国の後ろに隠れている、と云う事ではある。