日本の歴史は日本人が創る

ヤマト民族日本人に“我れ蘇り”を希う

☆悪い奴ほどよく吠える。

 国際的政治経済をして主導する、米国を一とするEU主要国が相呼応して、こ汚いとでも言うべきかこ狡いとでも言うべきかの、所謂、不条理にする政治劇をして、社会生活に於いて成長途上に在る子や孫達には見せたくは無いものだが、見るからには、彼等の政治劇に見せるシナリオの演じが事実かどうかの判断さえ付けば良いのだが、基より、年端も行かない子等に理性的条理を以っての判断を期待するのは無理無謀と云うもの、即ち、米、英、仏、独の各国元首が為す虚偽交じりの合意を詰るべく、自国の利益(国益)を投げ出して迄、真理真実を追い求める要求など出来る由も無いのだろう。

 サウジ国に対する、ミサイルを以って為すテロル劇に対しての事だが、マスメディア群に在って、深追いを見せない日本社会に在ってはどうだろうと感じ入りもするのだが、深追いを避けている所から見れば、恐らくは、メディアも政府同様に米国トランプ政権に気を使い、仏、独両国政府同様、事を荒立てずに遣り過ごすのを決意したからでは在るのだろう。基より、イラン国下手人説が事実であれば、二度目、乃至は三度目の不条理を未だ見ていない事をして良しとするのだが、よしんば、下手人が、マッチポンプ劇を策せし陣営に因るものであれば、此れ程に悪辣に措く政治劇は無し、勿論、世紀をして遡れば認められもする其れこそが不条理劇では在るのだろう。

 サウジ国が保有する石油タンク施設に受けたテロル被害、所謂、イエメン国反政府組織フーシー派が仕組んだと明言するミサイル攻撃で、国連に拠る下手人捜し(査察)が為される様だが、調査結果や結論が出る前に、米国内をして再び賑わし始めているのが、D.トランプ大統領に因る、来年末に迫る大統領選挙戦絡みの、此れまた懲りずに措く、外国元首(ウクライナ国ゼレンスキー大統領)を介して為す反対給付つきの、所謂、対抗馬である民主党の有力候補者たるバイデン氏の、イラク国で働いていた時の吾が子に対する荒捜しの報告要請がそれで、云うならば、トランプ大統領自身が大統領選挙戦に於いて、当時の有力候補で在った民主党の有力候補クリントン女史を蹴落とす目的で、ロシア連邦プーチン大統領に情報操作を依頼、在ること無い事のルーモアを米国社会に流すべくに要請、此れまた反対給付条件(経済制裁の解除等)を付けて、D.トランプ共和党陣営は懇願したとされるもの、現時点においては、真っ黒の黒状態に措かれ乍ら、即ち、弾劾裁判一歩手前に措かれながら、D.トランプは、何一つとして悪びれる事無く、其れこそ法に触れる事すら良しとして、売国奴的行為をして繰り返してもいた事が、CIA職員の勇気ある内部告発に因って、其の悪態が露見すらしたのである。

 また、己が主導せし狂気的政策が露見せしその後に於いての発言でも、尋常なる謝罪発言に戻るどころの騒ぎでは無く、有るまい事か、マフィアのボス紛いの脅迫発言そのものにまで及び、即ち、「只じゃ済まされねえぞ、オラッ!、CIAの出来の悪い職員よ、また民主党ペロシ議員よ、ともに(抹殺される事を)覚悟して措くべきだ!」との捨てゼリフまで吐き、凄まじい勢いでの言葉(脅し文句)を平然として吐いたと有る。

 米国大統領D.トランプに因る、此の様な無様で不細工、且つ、世界屈指の軍事力を抱える大統領の座に就き乍ら法秩序等には全く従おうとせずに無視、現役に措く米国大統領の言う事の全てが正しく、且つ、遣ること為す事の全てもまた赦されもすれば、其れが須らく米国の現実的秩序ですらあると宣う精神疾患著しいD.トランプの政治的行動を見ていると、前大統領でもあるバラク オバマ氏にまで至る、所謂、戦後十数名に及ぶ合衆国大統領が創り上げし、政治経済に関わる国際秩序や繁栄、或いは、文化等の地球規模にする伝播と波及が、真に本物であったのか、其れとも、錯覚にする偽物であったのかにさえ疑念が及べば、D.トランプの出現は、三年目に入り、米国流儀政治経済の主導的終焉をこそ知らしめるもの、米国社会そのものが腐り掛けてもいた事を教えられている様で、弥が上にも、薄気味悪い状況に陥った事を感じさせられもするのである。
 但し、今般のCIA職員に因る、D.トランプ大統領が懲りずに謀りし他国大統領に対する、米国市民の不法行為の有無に関わる情報提供の要請、並びに、前政権を担った野党民主党に因る、D.トランプに対する二度目とでもいうべき弾劾裁判の準備活動を見れば、未だ救いは見て取れ様というもの、理性的条理の復活は米国にも未だ残されて居ようと云うもので、すなわち、来年度に迫る大統領選挙戦に在って、共和党D.トランプ現職大統領の大惨敗が可能性として残しもすれば、多少は安心すら与える事にもなるのである。とは言え、此れは飽く迄も対岸で見ているこちら側の推測、古く改善の余地すら遺す大統領直接選挙制度に付け加え、中流層WASPと称されし人々の、人物評価の選択眼、乃至は、理性的条理を基にする社会正義の顕現等に疑問符が付いて終った以上、再び、大統領選挙戦に於いて、二度にも及ぶ弾劾裁判にまで掛けられようとした、所謂、精神疾患著しい現職大統領が再登場を果たせないとは言い切れる事もまた無くなったと云う事でもある。

 故橋本竜太郎首相が、米国から戻りし時に呟いたとされる言葉が脳内を巡る。所謂、「アメリカと云う国は怖ろしい所だよ!」と。其れは、WASPを主体とする国民をも含むのだよ、、、とでも言いたげに、、、。