日本の歴史は日本人が創る

ヤマト民族日本人に“我れ蘇り”を希う

☆狂人の沙汰も何時迄続くのであろう。

 精神疾患著しい米国現職大統領D.トランプの狂気的振る舞いに、一応此の辺でペンを措こうかと考えもしたが、何のなんの、2020年末に迫る大統領選挙戦に向けて、有力候補の一人として対立政党である民主党候補の、バイデン元副大統領の名が挙がるや否や、また、悪い癖が鎌首を擡げ、今度は、真の米国大統領である<権威>を盾に、ロシア国のプーチン大統領に頼んで、対立陣営民主党候補者の子等の悪評を緊急に調査、乃至は調査結果を急ぐ様に要請、見返りとして、数億ドル規模の軍事物資を供与するとの反対給付を提示、其の相手は、ロシア国のプーチン大統領では無く、今ではロシア国とは敵対関係にある筈の<ウクライナ国ゼレンスキー大統領>に対しての不正(買収)行為でもあったのである。

 2017年に於ける米国大統領選挙戦では、ロシア連邦プーチン大統領に違法性を帯びて懇願、基より、反対給付条件付きで、民主党が推すH.クリントン女史に纏わる、有ること無い事のルーモアの流布を、米国内からの流布として要請、結果、功を奏したのだろう、歪な形で、クリントン女史が、実数では三百万票の大差を付けて勝利を占め乍ら、D.トランプ陣営に敗れると云う前代未聞の結果を残す破目に陥りしもの、其れは、違法性を帯びて為したで在ろうトランプ陣営の他国であるロシア連邦政府を介して為さしめた米国国民に対する選挙介入が為さしめしものとの、特別検察官に拠る黒に近い調査報告書も提出されもしたのだが、100%に近き黒には至らず仕舞いで、弾劾裁判を以ってD.トランプ大統領を訴追し糾弾、ブタ箱入りさせるには証拠不十分として、民主党が諦めかけていた途上に於ける、再びにして沸いた其れは、CIA職員に因る盗聴通話付き”件の、精度の高い内容”では在ったのである。勿論、D.トランプが直々に通話内容の公開をこそ赦した経緯は有るのだが、後日に於いて告白者が出ぬ以上、其の通話内容自体の信憑性そのものが相争われる事にはなるのだろう。

 だが、大統領の職権に深く関わる内部告発そのものが、米国の法制上特に否定されてはいない中で、CIA職員に拠る内部告発に対して、憤りを露にしたD.トランプは、”顔を出せっ!”と凄んで見せたかと思えば、”大統領権限で、公衆の面前に引き摺り出して(将来の生活を滅茶苦茶にして)ヤルッ!”と、職権濫用とでも言うべき脅し文句の言葉を吐いたと言われる。また、其の様な暴言や脅迫とでも言うべき、マフィア紛いの言葉を執拗に吐くD.トランプ大統領に対する、社会正義の顕現を誘う人物が新たに現われ、而も、CIA職員の異なる人物から証拠を持って現れた事は、現職大統領にとっては相当なるダメージともなるもので、クリントン女史に対するロシア政府絡みの違法行為の要請同様に、大統領そのものが違法性を帯びる行為、今回ばかりは訴追(弾劾裁判)を免れたり逃げ切る事は、ほぼ不可能な事態に陥って終った様だ。

 其の様な、最悪の事態に陥ったとでも言うべきD.トランプの現況に在って、北朝鮮国との懸案事項(核兵器の全廃、核兵器に伴う研究開発の停止と恒久的断念等)の解決に向けた四度目の首脳会談に向けて、米朝の実務者協議がEU内にて為されているのだが、既に、米朝双方の実務者に因って発表されし内容は、まるっきりの正反対に措くもの、即ち、米国側の事務方は、良好なる交渉経過に在るとする一方で、北朝鮮側はと言えば、交渉に在るとは全く言えずのもの、米国の出方次第では、此の協議が最後のものになるだろうとの、厳しい裁断を下しているのである。

 基より、当初からキナ臭く疑われし、D.トランプが主導せし米朝会談、即ち、D.トランプ大統領が個人の為に作為せし米朝首脳会談で在って、詰まる所は、米国に於いて来年度に迫る大統領選挙戦に向けた外交活動を利して為す、政治的パフォーマンスとでも言うべきもので、特に、D.トランプが北朝鮮国を採り上げた事に関して、格別なる意味等は無きもの、敢えて意味を持たせるとすれば、北朝鮮国が漢民族中国の支配下に措かれ、且つ、イラン国とともに、インド国やパキスタン国の次を狙う、所謂、核保有国の仲間入りを目指していたからでは在るのだろう。

 其の北朝鮮も、D.トランプが思う程にはヤワでは無く、強かさの点でもD.トランプをして凌ぎさえするもので、今でこそトランプ政権は悔やんでいる事では居るのだろう。「あの若造め!、此の俺様に向かって何やかやと難癖を付けて来るものだわい!」とでも思っているのだろう。そもそもが有色人種群をして小馬鹿にし過ぎの白人至上主義者D.トランプ米国大統領、彼が為す古の政治手法が罷り通るほどにヤワな高句麗民族でも無ければ、はたまた、モンゴル系民族の血さえ混じる黄色人種群ですらあれば宥めるのもまた大変、日本帝国をして敗戦へと導いた二十世紀中庸当時の米国とは異なり、精神疾患著しく見通し無き現政権では、其の暴発のトリガーさえ金正恩委員長に引かせる事は不可能でも在るのだろう。

 話しこそ逸れたが、北朝鮮金正恩委員長をして、選挙利用する事が難しい事が判明すればしたで、今度は、シリア問題に絡みSNSで言及、トルコ国エルドアン大統領に喧嘩を売り、シリア内戦に尽力をつくし(米国軍兵士と)ともに働いているクルド民族目掛けて砲撃、米国兵士等を一人でも殺傷に至らしめれば、必ずやトルコ国経済をズタズタにして遣ると息巻いたとある。北朝鮮国との芝居が上手く行かないと見るや、トルコ国に向けて発した大統領選挙に向けての政治的パフォーマンスの猿芝居、致し様を知らない狂人の沙汰とは、この様な事をいうのだろう。