日本の歴史は日本人が創る

ヤマト民族日本人に“我れ蘇り”を希う

☆トランプマジック 日米安保破棄の持つもう一つの意味には、、、。

 現役バリバリの米国大統領D.トランプ曰く、「(ジャッブよ!、俺の言う事を聞かなければ)日米安保条約の破棄も去る事乍ら、ペルシャ湾等での自国船の安全対策は自国で遣れ、さも無ければ、手切れ金を請求して米軍を撤収させるぞ!」とメディアに語ったとか語らなかったとか、此の言い草を聞いて最も驚き、震撼寒くなったのが誰在ろう、米国の傀儡総代表を任じて已まずの現職宰相安倍晋三であり、其の彼以外には向こう十年間、日本をして牽引する者は居ないと断言する自民党員、並びに、出世コースに乗ったエリート官僚位の者ではあるのだろう。

 精神疾患著しい合衆国大統領D.トランプが、メディアを通した間接的発言に在るとは言え、日本国家にとっては極めて重大な発言を振り撒いたばかりではなく、否定も肯定もせぬ侭、大阪での(G20サミット)会議終了を俟って韓国へと飛んだと言われている。また、韓国への訪問では北朝鮮との境界線を訪れ、場面に因っては、北朝鮮国の金正恩国家主席との会談を成立させる可能性も否定はしないとの、トランプ談話まで発表している様である。何しろ、ただでは動かぬD.トランプの事、米国内白人向けにPR(大統領選目掛けてのパフォーマンス)が適うと思うものは何でも手を付け遣って退ける彼でも在れば、雨が降ろうと槍が降ろうと、遣って見せるのがD.トランプ、即ち、馬鹿だの間抜けだの阿呆だのと言われようと、一度思い付いた事は遣り通して見せ、結果、遣って見せると云う出来芝居すら演じる事を恥としないのである。

 案の定と云うのだろう。如何なるコメントを載せたかの仔細は判らぬが、G20会議終了後足早に韓国へと向かったD.トランプ合衆国大統領、SNSで呟いたとされるコメント、即ち、”北朝鮮金正恩国家主席さえ良ければ、南北朝鮮の国境上で三度目の会談を実現しても良い”との、恰も、D.トランプに因る即興的アイディアであるかの如きもの言いが、国際社会に振り撒かれていたが、何の事は無い、此れは恐らく、実現に至ればだが、韓国を含む、いやっ、漢民族中国を含む、勿論、北朝鮮国を含む此処までの一連の動きは俄か仕立てのもの等では決して無く、其々がそれぞれの演目に因って割り振られしシナリオの演じである可能性が捨て切れぬもの、単純に見れば、気紛れな解体屋D.トランプが思い付いた、日本に来た序に、而も、韓国訪問を思い付き、且つ、訪問を決断した序に、北朝鮮国々家主席金正恩との板門店での会談を、米国側が希望したものとされ、韓国側が仲介して北朝鮮国が応じたものと見られているが、其の間に見られた「韓国、北朝鮮国、中国、ロシア国、日本国」等々の其の間の動き、勿論、米国D.トランプの発言や行動等を併せて見れば、意外に、歌舞伎の演目にも在る、「暗闇の中でぶつからずに、其々が計った様に巧妙に動く所作」に見えても来るのである。

 此の五月には、合衆国大統領D.トランプが、日本政府から令和元年初の賓客として白羽の矢を立てられ、而も、国家米国大統領をして、対米開国以来初めて国賓待遇として”私トランプが”招かれているとのSNS投稿に因る心証を伝えている最中には、韓国政府より、日本国での”政”(令和元年初の国賓として招く国家社会行為)の後でも良いから、米国大統領には是非とも韓国に立ち寄って欲しい旨の要請が在ったと言われ、その後には、日を措いて、中国習近平政権に因るロシア連邦訪問(六月初旬)が為され、同六月十九日には習近平政権としては初となる北朝鮮国を公式訪問、友好裡に話しを押し進めては帰国すると云う一連の外交が、韓国、中国、ロシア国、北朝鮮国との間で押し進められてもいるのである。基より、其々の独立せし外交で在ってみれば、連関性どころか、何が話されているのか等判る由も無いが、一つの重要なるキーワードとして捉える事が出来るのは、矢張り、D.トランプに因る、メディアを通じて流す自論の開示が其れ、即ち、日米安保条約の破棄、乃至は、破棄にまで言及した内容の公開が為された其の事実が、共通のキーワードとして掲げられるのである。

 即ち、中国にとっても、ロシア連邦にとっても、基より、北朝鮮国や韓国にとっても対日外交上最も目障りな事はと言えば、紛う事無く、「日米安保条約」の存在であり、また其の事実、中国やロシア連邦にとっては紛う事無く目の上のたん瘤が「日米安保条約」の存在であり、また、韓国や北朝鮮国にとっても、日本列島の百ヵ所以上にも上る米軍基地の存在が在る事で、勝手に動けぬ事実としての事由が在るのである。其の様な現実を造り上げているのが「日米安保条約」が突き付けて見せる事実としての存在価値ですら在れば、合衆国大統領D.トランプが言って見せたとされる、「日米安保条約」破棄への言及は、上述せし四か国にとっては、意味こそ異なれども、待ち望んでいた事とはなるもの、特に、ロシア連邦を除く三ヵ国にとっては、日本国の米国からの引き離しは勿怪の幸いと云うもので、事と次第に因っては、勝ち戦すら日本国からもぎ取れるとの判断すら成立すると読むのである。

 即ち、此処にD.トランプ大統領の読みで在る、アメリカ合衆国の目論見が働く訳だが、「日米安保条約」を立ち消えにすると云う事で、上述せし四ヵ国の対日感情を緩ませ、特に、ロシア連邦に因る対日感情の弛緩効果は、対中、対北朝鮮等への警戒感をなお一層緩める結果へと繋がり、ロシア連邦との国境線上を無警戒下に措くと云う相乗効果すらもたらす可能性さえ与えないとは断定出来ないのである、