日本の歴史は日本人が創る

ヤマト民族日本人に“我れ蘇り”を希う

☆戦後74年、国家社会をより劣化させる自民党安倍政権。

 国家社会正義の顕現であるとか、三権分立を以ってする国家条理の遂行であるとか、本来に於いて付与されし国家理念成就の為の排他的特権をして、或る条件の下では、自由心証主義を基に、悪徳の追及をして放棄して見せたり、持ち得る訴追に至る判定に帰する権力を以って断念してみたりと、未だ、民主自由資本主義国体(政体)の受け容れに至らぬ、後進国時代とでも言って過言では無い、大正、昭和前期にも似たおどろおどろしい司法権の取り扱いが、未だに日本国家社会にも遺り、確かに存在していようとは、極めて憂慮すべき文化社会的政治事象とも言えるのだろう。勿論、此れは、森友学園事案に於ける、地検特捜部の不起訴不当に対する二度目の検察判断を指すもので、事件を立証するには馴染まずの事案に在ると再度判断、被訴追者たる財務省元上級官僚佐川某に対する無罪放免に処した事案での、検察判断を指して言うのである。

 基より、其の時々に於いて、検察権(公訴権)に関わる不条理事案をして、残念にも、少なくは無く目にしてはいるのだが、今般の不条理事案(森友学園事案や加計学園事案等)に対する司法権に因る見逃しなど、またもやの悪夢と言うべきもので、如何に国家宰相が絡む不条理政治経済事案とは言え、到底無罪放免になど帰せしめ得る問題等で無い事だけは確かなるもの、そうで在るにも拘わらず、犯罪の条件が整っていたのかどうか、乃至は、法廷で戦える程の証拠が集まらなかったのかどうかは不明に措くのだが、斯かる犯罪に関わる状況証拠が多数存在している中で、また、不正行為の実行行為を押し付けられた元国家公務員の死者まで出した事案にも在り乍ら、不法行為を命じた被疑者をして無罪放免に処したばかりか、検察判断で当該事案をして店仕舞いに導く何ぞは、近代検察官の遣る(執る)べき判断等では無く、まさに職務放棄そのものの態、任務で在り且つ国務たる責任追及の、其れは社会正義の顕現そのものの放棄ではあるのだろう。実におぞましい司法権の見せ付けでは有る。

 在りし日に至る迄は、民主自由資本主義社会の根幹を成す三権分立が、俄か仕立て乍らも国家社会機構に投入され機能し掛かっていたと思われる、ウラジミール プーチン現大統領率いしロシア連邦や、選挙制度こそ有してはいたが、長期政権(政府)をして抱え込む暗黒大陸(失礼)と未だに蔑まれる国々と何ら変わる事のない、其れこそが、日本国司法権(司法府だけに限らず)が果たしている、偽らざる、目を覆いたくなる暗黒的機能と其の実態なのであろう。リーダーシップの執れる先進国日本で在る等と、胸の張れる状況には未だ無いもの、悔しい所でもあるが、此れが安倍政権が繰り広げている不条理政治の実態にはあるのだろう。

 第二次世界大戦大東亜戦争)の敗戦後74年をして、今に向かえた日本国に於いて、今年もまた宰相職に居座り続ける安倍晋三は、故郷たる山口県に戻ってはまたもや吠え、自民党の綱領に未だ遺され、未実現の状況に措かれているとして、自主憲法の制定に拠る”改憲”を、今期こそは何としてでも成し遂げなければならないとして、故父晋太郎氏や故岸信介翁の眠る墓前近くで吠えてもいたとの事だが、日本国自衛隊をして専守防衛の為に動かし、基より、自然人であれば誰しもが持っていて、且つ、備えてもいる様な、所謂、”正当防衛”の実践的あらわしや、”緊急避難”の即自的あらわし等が、国家の手足たる国家自衛隊にも認められていると理解されている以上、日本国の現行憲法そのものが、在りし日の戦勝国家たる米国を中心とする連合国軍の智恵をも結集し、且つ、国家憲法として確かに異国人より拝借したものであるにせよ、故昭和天皇の御代に於いて日本国独自の憲法として認め承認され、且つ、年月を経た今も尚、何一つ不自由無く解釈されて国家(国民)行動を束縛、崇高なる国家理念の表しとしてすら、国民たる日本民族の多くから受け容れられてもいれば、自民党の政党綱領に、何としてでも日本国民の手で憲法そのものは替えなければならないとして、”改憲”を推し進める何ぞは意味無き事で、況してや、今や、異邦人傀儡子宰相たる安倍晋三が唱える自民党綱領の完遂、即ち、嫌日本民族、排日本民族反日本民族を基にする、安倍晋三を一とする自民党為政者群団に因る、アメリカ合衆国に対する奴隷国日本社会の引き渡し何ぞは、到底認められる由は無かりしものである。

 今や、戦後生まれが大多数を占めるまでになった衆参両院議員の自民党員、基より、与党自民党員のみに限らず、他の政党にも同じ事が言えるのであろうが、自分の帰属する政党党首が、どの様な生まれ(出自)と環境に育った人物で、どの様な政治信条を持ち、どの様な国家理念を持ち、どの様な社会貢献を積んで来た人物か、乃至は、此れから積もうとしている人物なのか等々、不明に措いて良しとする与党挙手起立要員(代議士)の何と多い事かを知れば、”糠に釘”の体、もっと掘り下げて不条理の因を突き止める必要は有る、と言う事だろう。